君はけやき坂46の「走り出す瞬間」を目の当たりにしたか?
あれから1年の月日を経て…。
進んだり戻ったり止まったり、ぼんやりと歩を刻んでいた彼女らの足どりは、今、いつの間にか助走となり、軽快な足音を鳴らしながら全速力で未来へと駆けていく。
そんな瞬間を目撃してきました。
こんちゃ!!
犬です。
7月2日に名古屋センチュリーホールにて行われた けやき坂46「走り出す瞬間」ツアー名古屋公演を見てきましたので、その感想などを冒頭のしょぼしょぼポエトリーリーディングを皮切りに書き連ねていきたいと思います。
まず、皆さんに申し上げたいのが、全国ツアーを前に影ちゃんこと影山優佳ちゃんが活動を休止し、全国ツアーにも不参加となり、当方その節はすっごく落ち込んでいたということです。おそらく全国的に落ち込んでいたと思われますが、愛知県のこの辺は特に局地的に落ち込んでました。
嘆いても悔いても始まらないので、セトリを辿りながらあのときめきのライブを振り返りたいと思います────。
Overtureが終わると、流暢な英語のナレーションが挿入されます。絵本の朗読のようです📚。時折挟まれる「HIRAGANA KEYAKI」の発音がクセになります。
そして本の世界から飛び出してきたかのようにメンバーが次々と現れます。こさかなちゃんこと小坂菜緒はステッキを持って華麗にダンス。衣装はスカートのアシンメトリーと肩出しが印象的な、チェック柄が可愛いライブオリジナルコスチューム。
ラストにみーぱんこと佐々木美玲センターが舞台に躍り出て、全員揃ったところで開幕を飾るのはあのキラーチューンでした。
M01.ひらがなで恋したい
誰もがひらがな気分になれる、至高のさわやかひらがなチューン。サビの「ふりがなをふる」振付はペンライトで思わず真似したくなりますし、みんな真似しろと思ってます。ラスサビ入る前に「ひ」と大きく書くのもみんなでやりたいですよね。間奏のマンドリンっぽいアレンジ大好き勢です。ƪ( ^ω^ )ʃがながな
M02.おいで夏の境界線
「おいで」「まさか」はファンのみんなにもコールしてほしい~みたいなことをメンバーが言ってたんでそのつもりでチャレンジしたら、実はけっこう高くてキツい…!曲中はスクリーンをキャンバスに見立てて、脚立に座りながら絵を描くという振付がありました🎨。コールが確立されてなかったのでこれからもっと育っていきそうな曲です。
M03.最前列へ
振付をよく思い出せないんですが、AメロBメロで各メンバーにソロパートがあります。1番はおそらく小坂→河田→渡邉→丹生→松田→金村→宮田→富田→濱岸だったような。間違えてたらすいません。1番と2番を経ると平等に全員コールされてたような気がします。Bメロになると決まって「オォ~~ヘイッ!」ってコールしがちですが、どうせコールやるなら、せっかく全員にソロパートあるんだから、Bメロも名前コールにすりゃいいのにと思います(汗)
MC①
めいちゃんこと東村芽依が「手羽先10個食べました。手羽先パワーで頑張ります」と宣言していました🐔。そしてまなふぃこと高瀬愛奈が「しゃちほこのようにしなやかで金色に輝くパフォーマンスをします」と宣言していました🦈。
と、ここで「愛知県にコンサートで訪れたアイドルがついMCで使ってしまいがちな名古屋の食べ物ランキング」を発表します。
1位 手羽先
2位 みそかつ
3位 ひつまぶし
4位 みそ煮込みうどん
5位 小倉トースト
ここにあんかけスパゲッティ、台湾ラーメン、きしめんなどが上位に入る隙を窺っているところです。この話は以上です。
ダンストラックで衝撃を受けたのは、一番に勢いよく飛び出してきたパリピこと富田鈴花のラップ&コール&レスポンス🤟🏻。今回も相当練習を積んだのでしょう、スキルの高いラップで会場をブチ上げてくれました。ただ、コールは何を言っているのかいまいちよく聞こえなかったので、僕は近い音のワードをレスポンスすることでその場をしのぎました。
M04.こんな整列を誰がさせるのか?
突如メンバー全員が眼鏡を装着するので思わず胸がときときめきめきます👓。最初のサビの「思い出せないよーーーーーー」のてけもとこと高本彩花の声のノビが好きで好き好きでした。サイマジョのマリオネットダンス(「声をあげない者たちは 賛成していると」の部分)のような振付が取り入れられていました。
M05.未熟な怒り
地団駄を踏んだり、地面に向かって拳を振ったり、体を叩いたりといった「怒り」っぽい振付が随所にありました👊🏻。もっと思い出したいんですが、記憶力が…。
MC②
2期生メンバーのみのMCでしたが、けっこうグダってました笑 ひよたんがあんまり話に入れなくて「ひよたんしゃべってる!?」とツッコまれていたのと、パリピのアドリブで「え、みんな、パリピ可愛いって?みんなありがとうー!」とボケかましていたのが印象に残りました。
M06.キレイになりたい
赤いドレスに身をまとった3人のしなやかで情熱的なダンスが印象的でした💃。間奏で3人がそれぞれの膝に頭を乗せて三本脚のテーブルのような隊形を作って踊る振付があり、それが組み上がる姿、そして解き放たれる姿がまるで一輪の薔薇が咲くかのようにも見え、なかなか感動的で官能的でした。
M07.男友達だから
としちゃんこと加藤史帆のソロ曲。衣装も青、照明も青、ペンライトも推しカラーの青と会場全体が青く染まり、ソロならではの空間が作られました👗。歌の安定感がすごいなと思いました。
M08.割れないシャボン玉
ストライプのカラフルな衣装でした。まだまだパールピンクペンライトは浸透していない感じです🌈。途中さながらシャボン玉のようなバルーンが3つ客席に放たれ勢いよく飛び交っていたところに、終盤また2つバルーンが追加されてて、完全に客席が持て余してたのに一人で笑ってました。
M09.三輪車に乗りたい
新旧センターコンビの曲。良い曲でした。特にダンスの振付などはありませんでしたが、良い曲でした。
M10.ノックをするな!
コ・コ・コ この曲はセンター加藤史帆の存在が キ・キ・キ 際立ってカッコ良かったです。フ・フ・フ 振付のカッコよさを形容するにはあと 3・3・3 3回は見ないといけないかもしれませんが、とにかくカッコよかったです👮🏻♀️。欅坂のユニット史上一番カッコ良かったかも。
M11.ハロウィンのカボチャが割れた
暗闇でユーレイみたいなバルーンが膨らんでいたのであの曲が来るなと思ったら、案の定でした。会場全体がオレンジに染まり、コールもすでに完璧に出来上がっていて超盛り上がりました🎃。「疑うなんてヒドい」で縦一列になって右左に交互に飛び出すところの振付が好きです。
M12.猫の名前
聞いてください…この曲ではなんと猫コスに扮したメンバーが客席通路に突如現れるというサプライズがあったんです。僕の2m目前に松田好花ちゃんが現れ、なんかもうとにとにかくかくめちゃくちゃ可愛かったです🐱。猫のコスプレすると体のサイズが小さくなるんですかね。よくわかんないですけどとにかく小さくて可愛かったです。可愛いをありがとう。あの時の満面のニヤケ顔は親にしか見せられません。
やはりZeppやホールなどのこういう距離感の近い演出はキャパシティの小ささが成せる特権であり、そういう意味ではひらがなけやきは今ホントにちょうどいいところにいると思います。こんな演出、今しかできないなとつくづく思います。
MC③
全国ツアーを通じて、けやき坂のオリジナルストーリーができつつあったようなんですが、どうも名古屋公演初日では「ママ」である潮紗理菜を生き別れた子供達がアメリカの地で捜し出す…という章でした。
どこまでがアドリブで、どこまでが台本なのかまったくわからない、果たしてちゃんとオチはつくのか…?終始期待と不安入り混じる面持ちで見ていました笑 これもこのツアーのコンセプトの一環なのか?と思ってましたがどうも違うようです(汗)
M13.期待していない自分
カッコよかったです。ラストのみーぱんが全力で走る振付は、舞台の2階も使っていて、1周で収まっていました。TVパフォーマンスも1周に収まるようにすればいいのにと前から思ってるんですが、いかがでしょうか…🌞。
MC④
M14.永遠の白線
事前に聞いてはいましたが、ラストの全員が一人ずつポーズをとるところで、"ねる"ポーズの前に蹴る振付が挿入されていて、よかったです…🏃🏻♀️🏃🏻♀️🏃🏻♀️。ラスサビで「ひ」「ら」「が」「な」と1文字ずつ宙に書くところもみんなでやりたいヤツです…。
M15.半分の記憶
この曲は振付自体は簡単なのに、フォーメーションの組み替えを駆使するなどして、すごく印象深いダンスに仕上がってるのがすごいなぁとずっと思ってます。最初に「2」を描く振付があるのがいいですよね。サイマジョの欅の1画目を書き入れる振付といい、ほんとエモいことばっかしてくれます🥈。
M16.誰よりも高く跳べ!
M17.NO WAR in the future
この2曲が連続で繰り出された日には、会場のボルテージが最高潮に上がっていくのも無理はありません…とにかく踊る、叫ぶ、ペンライトを振る、跳ぶ、忙しく血湧き肉躍るクライマックスとなりました。恒例の誰跳べのイントロ振付アレンジは登美丘高校のバブリーダンス(ダンシングヒーロー)のイントロの振付でした👯♀️。
M18.車輪が軋むように君が泣く
皆さん一緒に歌ってください!ということでサビを大きな声で歌いました。1階の人、2階と3階の人、会場のファン全員、メンバーとスタッフとファン全員と徐々にボリュームが厚くなっていく合唱。有終の美だなぁ、良い曲だなぁと感じました。ただ、原キーで歌うのはめっちゃ鬼ムズです。👩👩👧👧👩👩👧👧👩👧👧👩👩👧👧👩👩👧👧
アンコール
大阪公演あたりから「けやきざか!ふぉーてぃーしっくす!ひらがな!」コールになっていると聞いていたのですが、名古屋初日はとにかく「ひらがな!」に人が集まりすぎてその前が完全に疎かになっていました。仕方なく「ふぉーてぃーしっくす!」に加勢することに専念してました。もっとうまくバラけろよ!!!!
M19.ひらがなけやき
M20.僕たちは付き合っている
この曲がアンコールまで温存されるほど、持ち曲が増えたんだなぁと感慨深くもなりました🌱。
MC⑤
いよいよ、本当の本当に最後の曲となりました。
M21.約束の卵
「少し難しいかもしれないですけど、一緒に踊ってください!」と言われたのでめちゃくちゃ頑張って踊ったら思った以上にキレッキレで振りが速くて、少し難しいどころではない、なかなか高難易度でした🍳。完璧にしてくるんで至急レクチャー動画の公開をお願いします…。
踊るのに必死だったんですけど、力強さを兼ね備えたなかなかカッコいい振付だったような記憶があります。
そんなひらがなけやきの誓いの歌を最後に、ハッピーオーラに包まれたライブは幕引きとなりました。
言葉に説明しにくいのですが、エンドロールのスクリーンで、本の1ページにデッサンで描かれたメンバーの表情が徐々に色彩を帯びて、顔を上げて目を開いていき笑顔になるそのグラフィックに感銘を受けました🌚🌘🌗🌖🌝。
そしてラストにみーぱんが退場していくところでは、僕も思わず名前を叫んでしまいました。最初と最後、入場と退場、その立ち姿と雰囲気、いつの間にこんなにも"センター"が絵になるようになったんだと、心を打たれました。
以上が名古屋公演の感想でした。
ネタバレが怖い人は見ないでください(遅)
それにしても、あれから1年。
僕がZepp Namba公演のライブビューイングを見てから、1年が経ちました。2017/05/31公演なので、1年ともうちょっとだけ。そんなに前だったんだ。
あのとき影ちゃんセンターのセカアイを目撃して感動して以来、それまで正直そこまで入れ込んでいなかったひらがなけやきに対する応援の熱量が突如として高まりだしたわけですが、、
それから1年。驚くべき変化の連続だらけで、なんて密度の高い1年だったんでしょうか。本当に1年だけだった?と疑いたくもなるぐらいです。僕ですらそう思うんですから、メンバーはなおさらでしょうね。
さて、名古屋公演を終えたあとは幕張にて千秋楽となるわけですが。
何かとサプライズ的演出ありがちな千秋楽。僕の予想ですが、本編で誰跳べを披露したあと、ダブルアンコールで1期生・2期生全員による「ハイパーアルティメット誰跳べ」が披露されるんじゃないでしょうか✨!
そして、そのあとには早くも欅共和国2018の開国です。
僕は7/22(日)の最終日に入国します。
ありがたいことに去年も最終日に入国許可をいただき、これ以上ないほどの感動を味わいました。
また、去年に匹敵するような衝撃をこれでもかと食らってみたいです。
以上、長文でした。
ばいころまる~!!
欅って、書けない?「ガヤ養成講座」観ましたか?
僕は観ました。
犬です。
昨日はけやかけでガヤ養成講座だったということで、せっかくなのでけやかけ語ります。
よく「けやかけはメンバーの素の感じが面白いから、そのままでいい」という意見を耳にします。けやかけのプロデューサー長尾氏もQuick Japan Vol.129で同じようなことを言ってましたし、僕もこれは不協和音期ぐらいまでは概ね同意だったんですが、どうも真っ白期あたりから(個人的に)あまりにもけやかけに当たり外れが目立つようになってきた感じがします。
これは技術や工夫で補填してこなかった分、本来面白いとされてた"素"の部分のアラやムラが目立ちやすくなってしまったからではないかと推測しております。
何故"素"にアラやムラが目立つようになったかというと、4つぐらいあって、①多忙から来る疲労感。②注目されることによる恐怖心。③そういうことをしても"ワザとらしい"と思われないだろうかなどと誤解している。④完璧にできないならやらないほうがいい(失敗するぐらいならやらないほうがいい)…という消極的な意識に基づくものかなと思ってます。
メンバーが何も気にせず和気藹々としていた頃はそれなりに面白く感じてたんですが、どうもメンバーが"いろいろ"気にするようになってからオンエアがハズれるようになった気がします。
けやかけってなんかふつうにメンバーが元気そうにテンション高いだけでおもしろく感じるじゃないですか。僕もそうですし、けっこう多数の人がそうじゃないかなと思ってます。ただそれだけでおもしろいと思ってもらえるなんてこれはラッキー。やらない手はない。やるべきことはちょっとした意識改革。
そんな中で1年遅いよと言っても過言ではないくらいの「ガヤ養成講座」企画。
なんかガヤと聞くと難しそう、センスあるフレーズを大声で言わなければいけなさそう、みたいなイメージをメンバーも持ってそうですけど、ノブコブ吉村さんも例に挙げてたように「イェーイ!」「なるほど!」「確かに!」「よっ!」など平易な言葉をそれなりの音量で言うだけでMCも製作側もめちゃくちゃ助かると思います。
今までそういう初歩的教育を放置してきた(それをしないことが良いことだとみんな思ってた)ので、すっごい今更感ある初歩初歩(しょほしょほ)な指導ですが、別に欅坂に限らず、アイドルや芸人みな当たり前に求められている役割ですね。欅坂だけが例外ではありません。
不協和音期ぐらいまではメンバーのバラエティが不慣れでもごまかしながら編集してもらえましたが、いよいよ昨今はそれが通じず、メンバーも「番組が暗い」と認識するぐらいにはなってしまいました。けやかけ直後におもしろアイドルバラエティひらがな推しも始まり、特に最近は比較されてネガティブなことを言われがちです。アイドルにとってこんなマイナスのことはありません。せっかく楽屋をあれだけ盛り上げる元気さはあるのだから、なんとか己のポテンシャルを己で引き出してほしい…!
たまに「ガヤなんてうるさいだけ」「欅はそういうアイドルにならなくていい」とかいってる親切キャラのファンの方々もいるんですが、そういう人は"ガヤ"に対して抱いてる想像が極端すぎるのだと思います。
けやかけに必要なのは、ほんのちょっと「必要なときに、必要なだけ、にぎやかす」ことなんです。澤部さんが大声で盛り上げてるときに一緒になって盛り上げるとか、求められてることはそんなささいなガヤのキャッチボールだけなんです。なにもガヤでホームラン競争しろというわけではないんです。もう少しMCを、編集を、助けてあげようぜ。一緒に面白い番組を作るという意識、持っていこうぜ…!
まあメンバーの中には明らかにそれ(ガヤ)が向いてない人もいるし、逆にそっち方面に行かないほうがいい人もいるかなと思います。
向いてる人は最近頑張ってるあかねん、ふーちゃん、よねさん、虹花、尾関、オダナナ、ずーみん、土生ちゃん、ゆっかー、ここら辺の子達は多分出来る子なので頑張ってほしい。
ただし、なーこ、ぺーちゃんはあのスタンスを守っていったほうが吉と出るでしょう。
それにしてもなーこのガヤ養成講座のラストのピカルの定理のくだりは本当にすごい。コメントの切り口、切る角度が本当にすごい。
そして、やっぱり将来的には欅坂に2期生が加入し、けやかけにも参加してくるわけです。そんなときに先輩が率先して番組を盛り上げなかったら、その空気が伝染して、2期生も出るに出られない感じになってしまいかねないと今から危惧しております。まだ間に合う、まだギリ間に合うぞ欅坂。
ゆっかーが「ロケの極意を勉強したい」と企画提案したのがいろいろあってこのガヤ養成講座になったのだと僕は思ってます。
本当に大事なのはガヤ養成講座のあとの収録なので、そこで「バゴーーーン!!!!前回学んだことどうしたオイ!!!!」と言われないように下手でもいいから意識的に取り組んでほしいなと思ってます。
やっぱりけやかけ面白くあってほしいし、初めて見た人にも面白いと思ってほしいじゃないですか。ここから面白くなってくれたらめちゃくちゃ褒めます。褒めに行きます。握手会行きます。思いを伝えに行きます。そう、それが握手会。それこそが握手会。それがそう、forTUNEmusic。
2018/07/09 追記
吉村先生によるガヤ養成講座の結果・・・
— 犬 (@whineyelp) 2018年7月9日
①番組の雰囲気が明るくなり、メンバーもノリノリで楽しそう😄
②すずもんのリアクションや大きな挙動が目立つようになって可愛い😆
③バラエティを頑張ろうと意気込み、虫も食べられるように😭
④収録中にキスしてもOKになった☺️#欅って書けない pic.twitter.com/0mlf9QI8HB
↑こんな感じになりました!
②ひらがなけやきの武道館公演千秋楽で誰よりも高く跳んだんだ
犬です。後編です。
*
アンコールがはじまると、スクリーンに映し出されたのはひらがなけやきのここまでの軌跡をたどる映像でした。
「ひらがなけやきって、何?」
握手会で漢字欅と圧倒的なファンの数の差を突き付けられた1年前。
自分たちの立ち位置はなんだ?どういう存在なんだ?
悩み苦しむも結果が出ず、唇を噛む日々。
そこに訪れた大きなチャンス。
「ひらがな単独全国ツアー決定」
これを逃すまいと、必死の思いで食らいつく。
するとようやく徐々にひらがなけやきのパフォーマンスが周知されるようになって、上昇気流に乗ってきた…かのように思えた矢先だった。
「長濱ねる、漢字専任」
不安だった。長濱ねるのいない私たちに価値はあるのか。
この先どうすればいい。
光明が見えたかと思えば、また自問自答の闇の中。
そして、またしても訪れた、今まで一番大きな正念場。
「ひらがなけやき、武道館3days公演決定」
突如任された大役。喜びよりも不安のほうが大きい。
でも、やるしかない。
「漢字のアンダーなんて、言わせない」
「イマニミテイロ」
…と、うろ覚えではありますが、こんな感じの流れのムービーでした(カッコ内はスクリーン上の字幕ですが、それ以外の文章はなんとなくこんな感じだったという僕の補足です)。
見ながら、冷静に「いや、めちゃくちゃ第三者目線…」「最初、漢字のアンダーとして集めてましたやん」「長濱ねる漢字専任、なんかハプニングみたいに言うてますけども」とか余計なことを思ってしまったせいで、ひとときの熱狂からけっこう我に返ってしまったのが我ながら悔しかったです。
【アンコール】
M18. イマニミテイロ (新曲)
ペンライトも振らず、直立不動で聴いていました。
聴きながら、そのときにはすでに「これは賛否ありそう」とも思っていました。
モニターに歌詞が映し出されていましたが、これはひらがなけやきの歩みと心情を、かなりストレートに、シリアスに、ドキュメンタリーかのように書いた、まさに今のひらがなしか歌えない曲となっていました。この曲のあとのMCで、久美ちゃんが「今の私たちを表している曲」と紹介しています。
それゆえに、歌詞にはひらがなけやきの今までのイメージや雰囲気にそぐわない、らしくないフレーズもありますが、(制服と太陽+太陽は見上げる人を選ばない)÷2のようなミディアムな曲調で、朗らかに歌われるので、意外と毒々しさはなかったりします。
サビで「イマニミテイロ どんな色だ?」とちょっとトボけて、一見尖った曲の様で実はそうじゃないよと裏切っているのも、秋元先生っぽいなと感じました。
また、この曲が丸く感じるのも、明朗で実直で温和な雰囲気を併せ持つ佐々木美玲がセンターを務めていることも要因として挙げられます。この曲のラストでモニターに映った満面の笑みのみーぱんのひらがなポーズが目に焼き付いて離れません。
しかし驚くべきは、その歌詞の内容から「武道館公演を3daysやってくださいと突然任された、ひらがなけやきの複雑な感情と動揺」さえも読めたことです。
おそらく1月の遅くに歌詞が完成して、振付ができて、直前の直前に歌詞まで覚えて振り入れも敢行したのでしょう。ひらがなけやきのリアルタイムを描いた鮮度の高い曲で、そうまでしてでもあの公演で歌うことに意義を感じる曲でした。
きっと、秋元先生は「漢字欅に対抗できる存在になりつつある今、やさしさも大事だけど、戦うぐらいの気持ちでいないと」という思いでひらがなに「イマニミテイロ」を贈ったのではないかと思います。
「今に見ていろ!」と戦う相手は、欅坂46?漢字欅のファン?ひらがなを見下している人?ひらがなを知らない人?それとも自分たちのファンの予想や期待ですら、今に超えようとしているのか?
この曲を号令に、2018年はひらがなけやきのさらなる大躍進の年となりそうな予感です。
悲しいかな、この曲に便乗して、漢字欅に対する攻撃的な態度を強める人も中にはいますが、そこはNO WAR in the futureの精神で落ち着いてほしいですよね。
曲が終わり、神妙にこれまでの思いを語る久美ちゃんのMCのあとは、温かい拍手が送られました。
次の曲のポジションに着こうとしたメンバー。
ここで、大きな音とともにスクリーンが切り替わりました。
メンバーがめちゃくちゃびっくりして悲鳴をあげます。
スクリーンに映し出されたのは…
「3日間、本当にお疲れさまでした!」
それはこの3daysの間に撮られた、ひらがなメンバーの舞台裏のVTRと、スタッフからのねぎらいの言葉。今日の公演の直前に撮られたであろうメンバーのリハやインタビューの映像も流れました。
突然のことに全員ひとかたまりになって、おそるおそるモニターを見守るメンバー。
「武道館3days公演を成功させたひらがなけやき…」
「ひらがなけやきに更なる試練が」
「ひらがなけやき 単 独 アルバム発売決定!」
号泣するメンバー。
膝から崩れ落ちる影ちゃん。
号泣する犬。
絶叫するオタク。
会場のどよめきはしばらく止むことなく、次第に大きな拍手へと変わっていきました。
今までこれほどまでに泣いてる姿は見たことがないほどに、泣き散らかしたメンバーが印象的で、この文章を書いている間にも思いだして泣けてきます。。
「単独」の文字が現れた瞬間、誰もが次なる公演?それともシングル発売?と予想したと思いますが、それをさらに超えてきた「アルバム発売」は、あまりにも衝撃的なサプライズでした。
「こんなにも早く自分たちのCDが出せるとは思わなかった…」
誰かが声にならない声でそう口にしました。
本当に心から、おめでとうと言いたいです。
M19. 世界には愛しかない
影ちゃんの渾身の絶叫が、凄まじかった。
ポエトリーリーディングとは朗読、それは「朗らかに読む」と書きますが、こと朗らかに読むことに関しては、ひらがなけやきポエトリー担当の影山・柿崎・東村・佐々木美・潮の5人は本当に素晴らしいなと思います。
Zepp公演の感想でも同じことを書いていると思いますが、漢字欅と比べて優劣があるとかではなく、カバーでここまで自分達の色が出せていることがすごい。
漢字欅のセカアイは、平手友梨奈が併せ持つ儚くも切ない感情が曲に漂っていて、雲間から差す一筋の微かな光のような愛を手繰り寄せて、こんな汚れた世界だけど、やっぱり僕らには愛しかないんだと、潰れそうな思いを絞りだしている…ように僕は感じているんですが、
ひらがなけやきのセカアイは、影山優佳が併せ持つ明朗さが際立っていて、影ちゃんがそこにいるだけで雲が晴れて、虹がかかり、世界中が愛に溢れていくような、そんな空の下で世界には愛しかないんだと高らかに歌っているようで、
両者のセカアイは、まったく毛色が違って見えるわけです。
まあ、僕の個人的な解釈の違いですけど。
なので、影ちゃんのセカアイをもっとたくさんの人に見てほしいわけです。
新しいアルバムに漢字欅のカバーは入らないかもしれないけど「世界には愛しかない(ひらがなけやき ver.)」は入っててもいいかなと思います。ライブとCDじゃ全然違うとは思いますが。
M20. W-KEYAKIZAKAの詩
この曲で武道館3daysは大団円、となるところでしたが…!
【Wアンコール】
M21. 誰よりも高く跳べ!
本編の誰跳べをも超える熱狂の時間が繰り広げられました。
まさかのダブルアンコールでの誰跳べ。
もう心技体すべてが興奮し過ぎて、よく覚えてないんですが、
とにかく会場が揺れるほど、唸るほど盛り上がりました。
おそらく影ちゃんがアドリブで会場を煽ってたなっていうのはちょっと覚えてます。
極めつけはいつもの間奏のブレイク。
ここで久美ちゃんが手でもっと来いよ!と言わんばかりに会場を煽り、狂ったオーディエンスも吠えるように叫ぶように絶叫しました。「オイ!オイ!」と地鳴りのような大歓声。煽り上手にもほどがあるなと拳を振り上げながら感心しました。
欅共和国のダブルアンコールで危なっかしい計画を目の当たりにしたときも、バカになるくらいテンションが上がったことを覚えていますが、それに匹敵するか、それを超えるほどに沸きました。
かくして、圧倒的な充実感と達成感と、満ち溢れんばかりのハッピーオーラに包まれながら、本当の本当に武道館公演は幕を下ろしました。。。。
会場の外へ出ると、ひらひらと雪がチラついていました。
あんな雨でも予報通り雪になるんだなと、ちょっとだけ驚いて、帰宅ラッシュを掻き分けて終電に間に合うように急ぎ足で駅へと向かいました。
*
全国ツアーでタップダンス、ポイ、マーチングドラムなど数々の技を習得してきたひらがなけやき。多彩な大道芸を披露してお客さんを笑顔にしてくれる”サーカス”の演出にこの武道館で行き着いたのは、ある意味で必然だったのかなと思いました。
(個人的に、ひらがなけやきにはスカとかロカビリーとかロックンロールとか、明るいアメリカンロックが似合うと思っているので、今後そういう曲やってくれないかなーとかこっそり期待してます)
それにしても、あの場にいられて僕は幸せでした。
メンバーはしきりに「武道館公演を伝説のライブにする」と言っていました。
果たして、今回のライブが伝説になるかどうかは”まだ”わからないです。でも、僕としてはあれは伝説のライブだったよと、後の世の人たちに伝えたい。それぐらい満足しました。ハッピーでした。あのライブに参加できたことは自慢です。
漢字欅が1stシングルで注目を浴びて勢いよく坂を上っていく一方で、まるで上昇気流に乗れなかったひらがなけやきは、いつの間にか誰もが驚くスピードで、予想もできない角度で、坂を駆け上がっていきました。
やっぱりファンとしては、その坂を”自力で”駆け上がってきた感じが、なんだかつい判官びいきで応援したくなる節は正直あります。
僕が初めて欅坂46の握手会に参加したのは二人セゾンのときでした。
そのとき、漢字ペアレーンとひらがなペアレーンで構成されていたんですが、ひらがなペアレーンはもうホントに、それはそれは悲しくなるほどに過疎でした。
当時の僕に教えてあげたい。
それでもひらがなけやきは、あと1年したら単独で武道館3days満員にするぞと教えてあげたい。主演ドラマも放映されるぞと教えてあげたい。正直、僕でなくても、メンバーですら、誰も信じてくれないでしょう。
そしてついに、単独でのアルバム発売にまでこぎつけました。
これも、妄想こそすれ、予想できた人はいないと思います。
そんな予測不能の成長速度で僕らファンをワクワクさせてくれるひらがなけやき。魅力的な2期生も加入してハッピーオーラもさらにパワーアップし、さらに加速していきそうな未来。アルバムの内容も楽しみで、これからもますます目が離せなさそう。
2018年は、TV出演がもっと増えるといいなぁ。
最後までお読みいただきありがとうございました。まなふぃポーズでお別れです/(o・ω・o)\
①ひらがなけやきの武道館公演千秋楽で誰よりも高く跳んだんだ
犬です。
2018年2月1日、ひらがなけやきの日本武道館3days公演の千秋楽に参戦してきました。
その感想を本来なら自分で設定した締切である2月8日までには書こうと思っていたのですが、しょせん自分で設定した締切なので、普通に過ぎてしまいました。思ったより過ぎまくりました。
ライブの詳細っぽいもの、伝えたい感想らしきもの、湧き上がる思い的なものを長文にしたためましたので、けやき坂46と長文が好きな人は是非とも流し読みしてください。
――当日はあいにくの雨でした。
天気予報によれば雨のち雪とのことでしたが、とても雪にはなりそうにはない大きさの雨粒でした。僕が校長先生なら「ひらがなけやきのみんなの元気で、曇り空を吹き飛ばしましょう」などと無茶なことをのたまっていたことでしょう。
会場に入ると、ステージ上のサーカス小屋のようなセットに早くも心を鷲掴みされます。一瞬で今日のライブのコンセプトを理解しました。こんなの、ワクワクするしかない。
そして思った以上に客席とステージの距離が近い。ステージ脇の席でもない限り、どの席でも見やすいと思いました。
着席し、ひとりで入念に「手を繋いで帰ろうか」のサビの振りをチェックしながら、今か今かと開演を待ちました。
<セットリスト>
Overture~OP
M1. ひらがなけやき
M2. 二人セゾン
M3. 僕たちは付き合っている
MC①
M4. 語るなら未来を…
M5. 東京タワーはどこから見える?
MC②
M6. AM1:27 (柿崎芽実・影山優佳・佐々木美玲・東村芽依)
M7. 青空が違う (井口眞緒・潮紗理菜・影山優佳・佐々木美玲・高瀬愛奈・東村芽依)
M8. 猫の名前 (柿崎芽実・加藤史帆・佐々木久美・高瀬愛奈)
M9. 沈黙した恋人よ (潮紗理菜・加藤史帆・齊藤京子・佐々木久美・高本彩花)
M10. 100年待てば
MC③
M11. 制服のマネキン (2期生)
ダンストラック
M12. NO WAR in the future
MC④
M13. それでも歩いてる
M14. 永遠の白線
M15. 手を繋いで帰ろうか
M16. 誰よりも高く跳べ!
M17. 太陽は見上げる人を選ばない
MC⑤
【アンコール】
M18. イマニミテイロ
MC⑥
M19. 世界には愛しかない
M20 W-KEYAKIZAKAの詩
MC⑦
【Wアンコール】
M21. 誰よりも高く跳べ!
MC⑧
印象に残ったパフォーマンスはたくさん、ありすぎるほどあります。
時系列的に書いていきたいと思います。
OVERTURE~OP
M1. ひらがなけやき
OPがはじまると、まずピエロがジャグリングなどの大道芸を披露します。そして新しい衣装の青いジャケットを着たメンバーがステッキなどを振り回しながらあいさつ代わりのダンスで登場。
ひらがなけやきではメンバーの思いも通じて6~7割程度の客がペンライトをピンク色に。いつか真っピンクの壮観な景色を見せてあげたいものです。
M2. 二人セゾン
井口のソロダンスに感動しました。
「忘れないで」から入る大サビの八の字の隊形で、いつもなら中央で踊っているはずの井口がいない。
ふと目線を上げると、井口はさらに上段のステージで、たったひとり、正真正銘のソロダンスを一心不乱に踊ってました。
本家のようにキレがあるとはとても言えないけど、Zeppツアーで見たときより踊りはかなり上達してて、ソロダンスだなんて絶対に無理だと泣いた”あの日”以来、1年間ひたむきに頑張ってきたんだなと、早くもついつい目頭が熱くなりました。
M3. 僕たちは付き合っている
影ちゃんのプク顔に心を射抜かれました。
「どうして間違えたんだろう」で毎度やっちまったポーズをしてくれる影ちゃん。今回は手を腰にやってプク顔を決める影ちゃんがスクリーンに映し出され、思わず「こりゃやられた…」となりました。
この曲あたりから曲とスクリーンのグラフィックが連動していることに気付きます。井口が空中で書いた軌跡がスクリーン上でキラキラして映ったり、メンバー5人がそれぞれポーズをとるのと同時に「好」「き」「だ」「よ」「♡」と表示されたりしてました。ハートはまなふぃの担当でした。
ちなみに上記の影ちゃんプク顔のシーンのスクリーンは「電球ピコピコピコピコピコーン!! ⇒ 影ちゃんプクーーー!! ⇒ 天使の弓矢ズキューーーン!!」って感じになってました。もう誰か代わりに説明してください。
MC②ではどんな曲やってみたい?という話に。久美ちゃんは「自分の名前とかが入った自己紹介ソングを歌いたい」とのこと。
するときょんこが小声で「ラーメン大好き齊藤京子です♪」と謎のメロディに乗せて口ずさみ、恥ずかしさのあまりなかったことにしてようとしてましたが、あえなく久美ちゃんに拾われ、拡散されてました。秋元先生、あとは作詞のほうよろしくお願いします。
また、きょんこが「風に吹かれても」を歌ってみたい、この前志田愛佳からイントロの振付教えてもらったという話に。イントロの冒頭の振付をちょこっとだけ披露してくれました。盛り上がりました。
M4. 語るなら未来を…
シルエットを利用した映像効果で、まるでメンバーがステージの上段と下段を瞬間移動するかのような演出がなされててカッコよかったです。
M6. AM.1:27 (柿崎・影山・佐々木美・東村)
この4人のユニット大好きで、オリジナルソングで是非とも見てみたいです。りまちゃんちっくの次にくるひらがなユニットじゃないかと、勝手に期待しています。
影ちゃんの「このファミレスが全てでいいよ」がとてもかっこいいので、聴いてほしい。
M8. 猫の名前 (柿崎・加藤・佐々木久・高瀬)
Zeppツアーでやったときとは異なり、井口out柿崎inになってました。最近ホットな仲良しめみふぃコンビと定番仲良しきくとしコンビによるパフォーマンスに。めみふぃって猫っぽいし。
M10. 100年待てば
MVを見ているかのような演出に感銘を受けました。
メンバーとパフォーマーが、街の風景を思わせるセットとスクリーンを背景に、舞台の至る所で子供と遊び回ったりカフェで一服したり着ぐるみとじゃれたりします。サビに入ると思い思いに遊んでた住民に扮したメンバーとパフォーマーが一斉に踊る感じがまるでフラッシュモブのようで、視線をどこにやっても楽しい、多幸感溢れる演出になっていました。
きくとしが2人で機関車シュッポッポッごっこをしながら遊びまわっていたのがやたら記憶に残ってます。
曲のクライマックスでは天井からたくさんの風船が。欅共和国の「世界には愛しかない」のときも思いましたが、風船は多幸感の象徴だなぁと感じます。
この曲でペンライトが紫一色になっていたのも、オタクいい仕事してるなと思いました。ねるがいなくても、ねるの灯がそこにあって、なんだか12人いるような気持ちになりましたね。
あとのMC③で判明したんですが、曲中、影ちゃんが子供と変顔対決してたそうです。きょんこの無茶ぶりでモニターいっぱいに変顔を披露(なかなか変でした)。そのあと風船でずっと顔を隠してる影ちゃんがとても可愛かったです。
M11. 制服のマネキン
渡邉美穂センターがびっちりキマってました。
1列目は渡邉美穂・小坂奈緒・河田陽菜の3名。
2列目は松田好花・丹生明里の2名。
3列目は富田鈴花・濱岸ひより・宮田愛萌・金村美玖の4名でした。
大好きな曲だったので会場ともどもテンションブチ上がりだったのですが、ビックリしたのは、みんなダンスが上手く見える。
遠いせいか?いや、違う。全員そつなくこなしてる…!
いつから練習していたかは知らないけど、1日目のおいでシャンプー、2日目の君の名は希望、そして3日目の制服のマネキンと一気に3曲振り入れして、ちゃんと全員踊れてるのはエラいなあと感心しました。さすが義務教育でダンス必修世代は違う…。
2期生のみのMC4では、メンバーの自己紹介パフォを他のメンバーが奪ったりする流れが面白かったです。好花ちゃんが「Say パリピ!」ってやってたような覚えがあります。
M13. それでも歩いてる
椅子の上を歩くところで椅子が倒れてめちゃくちゃビビりました。
きょんこがすかさず直してましたが、どうにか危なくないようにできないですかね、アレ。
まあでも「人生とは転ぶもの 膝小僧はすりむくものなんだ」と、この曲から教わったし…。
でも「骨は折るもの 足首は捻挫するものなんだ」とはさすがに言ってないので、やっぱりどうにかしたい…。
なんか良い椅子はないものかな…。
M14. 永遠の白線
犬的「この曲の振付が好き!」ランキングベスト3に入る曲です。
学校のチャイムのSEから始まったこの曲。サビの1列になるところでは、野球部の補欠に扮したパフォーマーと互い違いになって踊っていました。
ラストではサリマカシーと誰かがトスバッティングのようにカラーボールを打ち込んでいました。1球ぐらい硬球混ざっててオタクに当たったらどうしようと思いましたが、そんなことはありませんでした。
「風に吹かれても」のMVを見たときも思ったんですが、パフォーマーと一緒にパフォーマンスできるようになるというのは成長の証だなぁと感じます。パフォーマーと並んで踊っても遜色なくこなせるという意味で。
M15. 手を繋いで帰ろうか
サビの振付を一緒に踊りましょう!というメンバーからの号令があったので、めちゃめちゃ踊りました。3日目ということもあって、けっこうみんな踊っててなんだかメンバーのようにうれしかったです。
コールするから踊ってられない!っていう人は、甘い。
僕は踊りもこなしながらコールもしました。すると、めちゃくちゃ楽しかったです。
M16. 誰よりも高く跳べ!
今までで一番盛り上がった誰跳べだと思いました。
この曲のエネルギーは本当にすごい。
間奏のブレイクが入った瞬間、久美ちゃんがワイヤーで高々とステージ上空まで浮き上がり「ここまで跳べーーーーーー!!!!」とシャウトした直後、上がりに上がった会場のボルテージがついに振り切れていました。誰よりも高く跳べ!とはいったが、まさか本当にあんなに高く跳ぶとは…!
M17. 太陽は見上げる人を選ばない
ライブ本編ラストのアンセムとして定着しつつある曲。
「新しい朝焼けだ さあみんな見上げよう」で会場の照明が明るくなり、視界が開けるあの感じがいいなと思いました。
いつか本当にライブで夜が明ける瞬間に聴けたらな…といつも思ってますが、長渕剛じゃあるまいし、そんな無茶なライブはないでしょうね…。
解らない人はこちら↓
【長渕剛】伝説の桜島オールナイトライブの感動を振り返ろう!|
ラストにはエンドロールも流れ、一緒に踊ったパフォーマーも現れてミュージカルさながらにご挨拶、別れを告げてくれました。
計り知れないほどの幸福感を会場いっぱいに敷き詰めて、本編は終わりました。
ここから、誰もが忘れられないアンコールを迎えることとなります。
長文は後編へと続く。
ひらがなけやき全国ツアー福岡公演をライブブューイングで!
犬です。
2017年11月6日。
福岡サンパレスホールで行われたひらがなけやきの全国ツアー公演のライブブューイングをZepp Nagoyaにて鑑賞してきました。
ひらがな全ツのライブブューイングは、大阪公演、札幌公演、そして今回とついに3回目。名古屋の本公演にもいってきたので、ライブ参戦はこれで4回目。立派なひらがなのファンですね。もはや戸籍もひらがなで登録しようかな。それはやめとこう。
そして今回のライブも大変素晴らしいものだったので、久々に一筆計上したいと思います。。
ごっつりネタバレになるので注意してください⸜( ⌓̈ )⸝
まず今回のセトリはこちら。
OP. カラーガード
00.Overture
01.ひらがなけやき
02.僕達は付き合っている
MC
03.AM1:27
04.猫の名前
05.ここにない足跡
06.沈黙した恋人よ
次回パフォーマンス発表〜MC
07.Hot Stuff (ドナ・サマーのカバー)
08.東京タワーはどこから見える?
09.永遠の白線
MC
10.世界には愛しかない
11.手を繋いで帰ろうか
12.誰よりも高く跳べ!
13.太陽は見上げる人を選ばない
EN.
14.それでも歩いてる
15.W-KEYAKIZAKAの詩
カラーガードは東村芽依ちゃんが経験者ということで、特に中心に配置され、難易度の高い技にもチャレンジしていて、大いに目立ってました。大技で1回ミスもありましたけど、それ以外では高度な技をしっかり決めていて流石芽依ちゃんでした。ライフル以外にフラッグパフォーマンスもあって、欅共和国のオープニングを思い出したりしてもうすでにまあまあエモかったです。
Zepp Sapporoでもあったアルバム曲のひらがなカバー。特にAM1:27は最高でした。柿崎芽実・影山優佳・佐々木美玲・東村芽依の4人によるパフォーマンスで各人皆ダンスが上手くて、そのレベルは漢字欅ダンスユニットに全く遜色ないです。ライブビューイングだと、むしろ漢字欅よりよく見える(※1)。特に影ちゃんがすごいです。あとでまた書きます。
※1:アルバム全国ツアーのAM1:27はピラミッドモニュメントの中でパフォーマンスしてたので、全然よく見えませんでした。見えなさすぎたのか、のちにピラミッドは外されます。
ひらがなツアーの定番である英語曲カバー。ドナ・サマーのHot Stuffは大好きなので、完全に犬得でした。Zepp NagoyaのCan't Take My Eyes Off Youも犬得だったので、選曲がちょいちょいツボを突いてきてエラいものです。ということで、次回公演でやってくれそうな洋楽カバーを予想しました。
The Beatles「Ob-La-Di, Ob-La-Da」
Wham!「Wake Me Up Before You Go-Go」
Earth, Wind & Fire「September」
ここら辺歌ってくれたら楽しそうなんだけどな〜〜
東京タワーはどこから見える?は初めての披露。
ひらがなでもマルチセンターシステムです。
全員ソロで出てきても、みんなカッコよくできてました。成長がすごい。
いやーそしてここでも影ちゃんがかっこよかったです!またあとで書きます。。
そこからの永遠の白線。
僕が度々「この曲の振付考えた人天才すぎる〜〜!」と感嘆してやまないこの曲。カッコいい曲から一転して可愛い振付なんですけど、みんな表情もパッチリ切り替わってて、その上一糸乱れぬパフォーマンスに豊かな練習量を感じました。
世界には愛しかない。
Zepp Nambaで初めて見たときは、影ちゃんの圧倒的な表現力に思わず圧倒されましたが、今回もでした。この曲のポエトリー担当は影ちゃん以外に柿崎芽実・東村芽依・潮紗理菜・佐々木美玲ですが、みんな上手。朗読が本当に上手です。良い人選をしてますよね。とてもカバーとは思えないほど、ひらがなけやきが完全に物にしています。
漢字欅のセカアイは平手友梨奈が併せ持つ"儚さ"が曲の随所に帯びているのに対し、ひらがなけやきのセカアイは終始希望の光に満ちているような、そんな差があります。是非ともみんなに影ちゃんセンターのひらがなセカアイを聴いてほしい、見て欲しい。。
手を繋いで帰ろうか。
これもまた、ひらがなけやきが漢字とはまた違う育て方をして、ひらがならしく成長した曲のひとつだと思います。間奏で齊藤京子と高本彩花がガチで痴話喧嘩の小芝居をするくだりがありますが、今回は初めて客席通路まで降りてきてやってました。
内容も「そんなこといったら名古屋の手羽先だって本当に美味しかったんだから!ね、名古屋の皆さーん!?」てな感じでライブビューイングに向かって問いかける新しい試みでした。ひらがなライブビューイング勢をここまで盛り上げにかかるひらがなけやき、サービス精神が旺盛すぎる。。
手つなの間奏小芝居は漢字欅にはないくだりで、ちょうどいいくだらなさがひらがなにもこの曲にもピッタリだなぁと思います。漢字欅にも逆輸入してほしいぐらいです。
そしてやっぱり誰よりも高く跳べ!
イントロで披露していたご当地ポーズは明太子のポーズ。これは最初のMCでとしちゃんやきょんこがチラ見せしていたので「まさかここで伏線を回収するとは…」とテンションぶち上がりました。
そしてそして、今回とりわけエモかったのがそれでも歩いてるでした。
椅子を使った斬新なパフォーマンスなんですが、途中、メンバーそれぞれの椅子が舞台中央からはけていったとき、ポツンと1脚だけ椅子が残る演出がありました。このタイミング、この曲でこの演出、それはそれはエモかったです。
永遠の白線のねるポーズもそうなんですけど、漢字専任になってもなお、曲の随所にねるの面影を残すような振付が盛り込まれているところ、本当に粋なことしやがるぜ、、としか言いようがないです。
高本も言ってたんですけど、それでも歩いてるがおそらくひらがなけやきの最初で最後の11人曲で、そんな曲にメンバーひとりひとりのソロがあるというのも、粋ですよねぇ。粋としか言いようがない。
曲の終わりに、一直線に並んだ椅子を飛び越えてそのまま袖へはけていくのも、これまた面白い振付だなぁと思いました。粋ですね、粋。
ちなみに、ひらがなW-Kのラスサビで僕ってるジャンプの振付になってるところ、僕はめちゃくちゃ好きです。
ひらがな全国ツアー4回見ましたけど、スキルが目に見えて向上しているのが見てて本当に楽しいです。
それに伴って、最初Zepp Nambaぐらいでは大人しかったライブビューイング会場(名古屋)も、どんどん盛り上がるようになってます。
ひらがなけやき、ダンスの上手さでも表情の作り方でも、まったく漢字欅に負けてなくて、ライブに関しては、現状差があるところなんて、キャパを埋められるか埋められないかの差ぐらいしかないと正直思います。
特筆したいのは影ちゃん。ひらがなツアー見た人はおそらくみんな影ちゃんの凄さに圧倒されると思います。
弱冠16歳にして、キレキレのダンスも柔らかいダンスも、クールな表情もハジける笑顔も、アイドルらしく一瞬のチャンスを逃さないカメラアピールやアドリブのレベルの高さ、とにかくすごい。
AM1:27の影ちゃんは、表情もどこか気怠げでそれでいてクールに決めていて、すごいなと思ったのは声質まで曲に合わせてやや低めに変えていたところでした。切り替えたときの振れ幅がすごいんです。
さらにトークでは持ち前の頭の回転の速さできっちりまとまったコメントが出来る能力も持ち合わせ、その上可愛い、後輩思い、非の打ち所がない。総合力では、個人的には欅坂最強の存在だと認識してます。影ちゃんセンターのセカアイを見たことがない人、早く見てください!!!!!
あと、ひらがなのライブではグッズの宣伝をめちゃくちゃしっかりガッツリ、ちょっと小芝居じみてやるところが好きです。見てください。
そんなひらがな全ツも次回幕張イベントホールにて終了。。
8000〜9000人キャパの会場を、ローラースケートで颯爽と駆け巡るひらがなの姿が今から待ち遠しいです。
もしかして、けやき坂2期のお披露目もあるのでしょうか?
それとも、けやき坂1期生だけで完走させるのでしょうか?
何かとメモリアルになりそうな千秋楽、目が離せません!!!!
とにかく、ひらがなけやきのライブに行くと「アイドルのライブって楽しいな」という気持ちにさせられるので、また名古屋に来てほしいし、そのときはZepp Nagoyaなんてむさくるしい会場じゃなくて、もっと大きなキャパでライブして、より成長して一回り大きくなった姿が見たいな〜〜〜と思ってます⸜( ⌓̈ )⸝
P.S.ブログ冒頭でライブビューイングをライブブューイングと書いて、みーぱん感を出してみたんですが、いかがでしたか…
冷たいシャワーを浴びてサッパリした顔で
洗濯物がベランダでたなびいてました。
遥か彼方の空では、雨雲がスッキリした顔で風を泳いでいきます。
一人暮らしを始めて3週間、干していた洗濯物が通り雨の被害に遭うのはこれで早くも4回目です。
こんな季節なので、もちろん天気予報アプリを注視しながら、晴れのタイミングを見計らい干すんですが、
「バ〜〜〜〜〜〜カ!!!」と人を嘲笑うように夕立は予測の範疇を超えていきます。帳尻を合わせるように、0%から10%へと上がっていた降水確率。。
服を洗うたびに、洗濯物を干すたびに、駆け引きを強いられるのが一人暮らしの醍醐味ですね!部屋干しは、まだ部屋の部屋干しシステムが整ってないので100年早いです。
書いてて思ったんですけど、天気とか自然現象って、どうして擬人法使いたくなるんでしょうね。人には誰しもイソップ寓話の血が流れてるんですかね。そのうち、擬人法使われたことなさそうなもので文章書いてみようかな。。
②欅坂46全国ツアー2017についての感想を書きたくなる
犬です。
欅坂46全国ツアー名古屋公演行ってきました、1週間前。2days参戦です。本稿は後編ということで、もう少し具体的に、1日目と2日目の違いを踏まえたり踏まえなかったりしながら、とりとめのない感想を書き連ねたいです。
セトリをなぞっていくので、ガッツリネタバレ御免ブログです。そして文字数4000字もあって読んでて萎えること請け合いです。
ちなみに、平手がいないライブといるライブを2日間に渡って目の当たりにした、多分数少ない人間だと自分では思ってます。。
それでは1曲目から!
「Overture」
ステージに下りた白いスクリーンを利用して、リアルタイムで映像とダンスがリンクする新しい演出でした。カッコよかった。平手友梨奈が姿を見せ、名前が表示された瞬間、いつも以上に会場も沸いてました。僕も沸きました。
「エキセントリック」
例によって今泉のパートがないこの曲も、1日目は平手の歌唱パートもありませんでした。ステージに白い幕が下りたままでパフォーマンスが繰り広げられ、幕にはエキセントリックの歌詞がアーティスティックに映し出されてました。カッコよかった(早くも2回目)。
ここから2曲目で幕が下りるまで、エキセントリックの世界の延長のような演劇があります。2日目に平手が演じていた役を1日目は長濱が演じていました。
幕が下りるまではペンライト消してね!って再三アナウンスされてるのにエキセントリックが終わったらけっこうペンライト点いてて残念。全員の電池切れを願いましたが間に合いませんでした。
「月曜日の朝、スカートを切られた」
幕がジャーン!と落ちた瞬間に始まります。エキセントリックから続くシリアス路線がカッコいい(3回目)。1日目はいない平手を菅井守屋が寝かせ、いない平手をみんなが冷たい眼差しで見つめます。奇妙でした。
ライブ前はこの曲のあとにサイレントマジョリティーが始まるのを妄想していましたが、そんなことはありませんでした。
「東京タワーはどこから見える?」
もうポジションとか関係なくいろんな人が主役に躍り出るサイコーにカッコいい曲でした(4回目)。是非とも見て欲しい。みんなセンターに躍り出るんですが、やはり鈴本齋藤石森土生のダンスメンがみんなして輝いてました。特に1番サビの齋藤は必見。これは1日目と2日目どちらもよかったです。
「語るなら未来を…」
ただただカッコいいダンストラックからのカッコいいダンスナンバー(5回目)。前編でも書きましたが、ラスサビ直前でいない平手を全員で押さえ込むような振付はなんとも悲しかった。。
ここでMC。1日目は菅井から平手がいないことに関するアナウンスがありました。2日目は戻ってきたことに触れないので逆に不自然でした。
「永遠の白線」
振付を考えた人、すなわちTAKAHIRO先生天才かよとまたもや思わされた曲でした。どんどん連なって一本の白線のようなフォーメーションを形成する振付が、難しいことはやってないはずなのに見ててすごく楽しいです。サビでは会場真ん中の三角ゾーンを上手に使います。
「100年待てば」
スタンドでよかった〜〜〜!と思った曲です。会場全体が笑顔になれるので良いんですけど、もっとアドリブでも台本でもいいから、間奏で煽ったり呼び掛けたりして盛り上げにかかったほうが面白いのにと思いました。欅共和国の「また会ってください」でも思ったんですが、せっかくのソロ曲なんだからもっと自由に遊んでもいいのにと思います!
ここでひらがなのMCが入ります。「名古屋の人はエビフライのことエビフリャーっていうんだよ」という話にちなみ「今日から『うりゃー』は名古屋弁です!」などとよくわからないことを言ってましたが、あの大観衆の前で自分らしくわけわからないこといって盛り上げられるのすごいと純粋に思います。こういうところはひらがならしさというか、そういうキャラクターがよくもまあ集まったなぁと感心しちゃいます。
2日目は井口真緒が体育祭の応援をサボっていたエピソードを話したときに齊藤京子がボソッと「悪い子だねぇ」と口走ったシーン、これが何日経っても全然忘れられず、四六時中頭の中をリフレインして困ってます。
「AM.1:27」
平手がいないので見れないかな?と思いきや2人でやりました。檻に見立てた三角のオブジェの中でおそらくカッコいいであろうダンスを踊ってました。おそらくというのは、三角のオブジェがジャマでよく見えなかったからです。大好きな曲なのでMV希望です。
「バレエと少年」
見た人全員が原田葵の表現力の豊かさに圧倒させられます。しなやかで乱れないダンス、表情の切り替えも上手くて、この曲はよくもまあこんなにも原田の才能を引き出してくれたな〜〜〜とお見それしました。また、少年に扮する小池美波の可愛さが臨界点を超えています。
「少女には戻れない」
この曲の肝は石森虹花です。ダンスも表情も全部上手い。途中めっちゃ可愛く映る瞬間あります。1日目も2日目もありました。しかし曲調が曲調なのでどうやって盛り上げていけばいいか分からないので普通に見てました。巷でも話題ですが、佐藤詩織が水を得た魚のように輝ける曲です。みんな階段を上手く使うので、階段で練習したのかな?と思いました。
「ここにない足跡」
流石の青空とMARRY、たった5人でここまで会場を盛り上げるとは。渡邉理佐がけっこう笑顔振りまいてて可愛かったです。その一方、志田愛佳が1,2日目両方共終始仏頂面でらしさ全開だったので、それはやめとけ〜〜〜と内心思ってました。絶対オタクのこと嫌いだ(汗)
「猫の名前」(1日目)
思った以上に猫でした。菅井守屋が飼い主、佐々木加藤が猫役でしたが、あんなに真剣に猫を演じられるのはひらがなの強み。でも守屋に猫演じさせたら面白そう。上手そう。
「沈黙した恋人よ」(2日目)
演劇的で、歌うことに重点を置いた振付だったので、もう少しダンスらしいダンスも見たかったなと思いました。曲のラストでハッと振り返る齊藤の顔がスクリーンに映し出された瞬間に笑いが起きたの、なんでやねん!!!!って感じです。
「君をもう探さない」
1日目、ラスサビで舞台上から完全に人が消えたとき「"全員消える"っていう振付、斬新〜〜〜〜!」って思いましたが、2日目、舞台上から人が消えて会場中央の三角の中に平手が現れた瞬間は「そういうことか〜〜〜〜!」と膝を打ちました。1日目の形でも、「誰もいない」がそれはそれで絵になるとも思いました。それ以外にも傘を差す振付や地団駄を踏む振付など、TAKAHIRO先生らしい発想が沢山盛り込まれてます。
今回の全国ツアー、有明コロシアムや欅共和国とは違ってステージにいくつも仕掛けを凝らして、パフォーマンスに一役買ってる感じが良いですね。
「誰よりも高く跳べ!」
不協和音ばりに盛り上がるハイパーキラーチューンですけど、やっぱりひらがなメンバーの煽りも上手いです。名古屋なので手羽先ポーズ(鳥のマネ)を盛り込んでてご当地感あって嬉しかったです。可愛いかった。
「世界には愛しかない」
1日目、ねるが平手のポエトリーリーディングを代わりにやるんだとわかった瞬間、普段あまり名前コールしない僕も応援のつもりでコールしてました。エキセントリックのあとの寸劇と同じく、これも当日ぶっつけリハで臨んでるように感じました。よく頑張ったと思います。
2日目の平手は本当に何を言ってるのかわからないほど小さな声でのポエトリーでした。これじゃ説得力も何もない、見てて辛いだけでしたが、花道を走るときに平手の前を走っていた齋藤が何度も振り返って平手を笑わせにかかってたりして、そういうところでかろうじて救われた気持ちはあります。
「危なっかしい計画」
1日目は鈴本、2日目は小林がイントロで煽ってて、どちらもひらがなに負けないくらい声張ってて良かったです。ペンライトとタオル両方回すと中途半端になるのでタオルに専念するのが吉です。
「太陽は見上げる人を選ばない」
サビ前の「ヘイッ!!」が完全にオタクのものと化してました。W-KEYAKIZAKAの詩よりも漢字とひらがなが入り混じっている感じがいいですね。
アンコール
ここで菅井に振られた話を振られた尾関梨香が「(今泉を除く)全員揃ってよかった!」と嬉しそうに話してて、やっぱり優しい子だよと思いました。でも、不思議なことに、そういう流れでも菅井は平手に話を振らないんですよね。。
「二人セゾン」(1日目)
"セゾンの終わりに抗う"存在のいない二人セゾンは、それはそれで儚い印象を受けました。
「不協和音」(2日目)
「サイレントマジョリティー」(2日目)
それなりに踊れて形は成しているものの、やはり弱すぎる「僕は嫌だ」が引っかかってました。が、最後の「僕は嫌だ」は明らかに誰かと誰かの絶叫で(あとから全員で叫んだとわかった)、一瞬何が起きたか理解できませんでした。こういう試みはいいですよね。
「W-KEYAKIZAKAの詩」
やっぱり、この歌をうたったあとで、笑顔いっぱいに会場を練り歩くメンバーの顔がスクリーンに映し出されるのが好きなんですよね。
なんとか平手も完走し、2日目は閉幕しました。
正直、ここから最終公演までのたった半月でコンディション元に戻せてる平手を想像できないですけど、何かきっかけを与えて変えてあげないといけないなあと思います。
そして毎度曲数は少ないけど、その分その一瞬に懸けてるひらがなけやきの存在がすごく大きく感じた全国ツアーでした。漢字欅の新曲が基本的にカッコいい路線なので、ひらがなの明るさがあるとライブがいっそう華やかに感じます。誰よりも高く跳べ!に続き、永遠の白線というキラーチューンを手にしたひらがなは強いぞ。
漢字欅も過密スケジュールの中でなかなか疲労も抜けない中頑張ってますね。でもやはりコンビネーションプレイが光ったり、ひらがなグッズや自分達の曲もしっかり宣伝する抜け目ないひらがなのMCも参考にしてほしい!
あと、なんといってもユニット曲が増えて、どれも曲に恵まれたというのもあるけど、どのユニットもパフォーマンスが白眉でいいところずくめだったのに感激しました。1列目から3列目どこにでも、場所を与えたら輝ける人がいる。これも日頃から全員選抜やってた甲斐ですね!
そうこうしているうちに結成して2年が経ち、まだ2年しか経ってないのかと、アイドル始めてたった2年で想像を遥かに超えるような沢山の人の思いを背負ってるんだと、ハッとさせられます。たった2年、まだまだ熟するには早い。到達するには早い。未完成で当然。応援したいです。
仙台公演が終わったあとに名古屋公演の完走を書くという遅筆ぶりでしたが、なんとか書きたいこと書けてよかったです。これを書きたくてブログを立ち上げたので、あとは惰性のブログです。突然水素水の良さについて語るなど怪しい雰囲気も醸し出していきたいです。ありがとうございました。