犬用ブログ

犬が長文を書くときに使うブログです

①欅坂46全国ツアー2017についての感想を書きたくなる

犬です。
 

 

もうすでに1週間前の話ですが、、
8月16,17日、欅坂46全国ツアー日本ガイシホール公演に参戦してきました(2daysです)。
 
最初はこのテーマでTwitterにつぶやこうと思ってたんですが、書きたいことを思い浮かべるとなんだか重厚な長文の連投になりそうで、タイムラインの粗大ゴミみたいに思われかねないと不安になったので、控えました。
 
そのために、わざわざこのブログを開設しました。
つまり、このブログは欅坂46を語るために開設したといっても過言ではありません。

 

 
でも、たまには豆乳の美味しさや賃貸アパートのシャワーの湯加減の調整の難しさについて語るなど、ほのぼのしたブログも書きたいです。
 
 
本稿はライブについての感想になるので、ネタバレになってしまう可能性があります。
 
 
 
今回の名古屋公演、1日目に参戦したときに平手友梨奈欠席の一報を現地で聞いたときはビックリしすぎて腰が抜け、膝から崩れ落ち、顎が外れ、肩を落とし、胸は痛み、諸手を地に突いて天を仰ぎました。
 
今回のツアーの兵庫公演でアンコールから平手不参加などといったアクシデントはありましたが、のっけから不参加というのは今まで1回もなかったことだからです(僕の記憶の限りでは)。
 
しかし、絶対的センターを立ててここまでやってきた欅坂46、何かしらの理由で"センター不在"という試練にいつか直面することになるのではと以前からなんとなく思っていましたし、そういう人も少なからずいたのでは。
 
この試練をメンバーとスタッフが一丸となってどう乗り越えるのか?そんな熱い展開を目の当たりにできるかもしれないと、落胆する一方で期待する思いもありました。
 
 
そして臨んだライブでしたが、、、
 
 
 
結論から言うと、やはり物足りなかった。当たり前のことでした。物足りないわけがなかったし、そもそもどうにかなるわけがなかった。そりゃそうだよな〜!という感じでした。

 
それは平手の存在感ゆえにというのも勿論ありますが、そもそも1stシングル「サイレントマジョリティー」から一貫して、平手を主人公として振付が構成されてきているので、平手が欠けた状態でそのままパフォーマンスすれば、当然ポッカリ空いた穴に違和感を覚えざるをえないことは予期できます。
 

でも、僕が1日目に見たものは「違和感」というよりもはや「虚無感」に近いようで、あまりにも切なかったです。
 
「語るなら未来を…」のラスサビ直前で、平手のいない"ただの隙間"に向かって全員で手をバッと投げ出す振付を見たときは、こんなに悲しいカタミラがあるのかと泣きそうになりました。
 
「世界には愛しかない」で平手の代わりに長濱ねるがポエトリーリーディングを請け負ったところ以外は、平手がいないことによる変化はなく、ただの「平手のいないバージョン」を見ただけでした(ただし、1番の今泉のポエトリーと振付を小林由依が担当している)。
 


思えば、初めて「不協和音」をMステで披露したとき、今泉佑唯のポジションが終始空けられたままだったこと、握手会ミニライブの「エキセントリック」で2番冒頭の歌詞が歌われなかったこと、それらに対しファンは「ずーみんの居場所を空けてあげてるんだ」「絆を感じる」と、どちらかといえば賛辞のほうが多かったような気がします。僕も別にそれに対し違和感はなかったですし、それでいいと思ってました。
 


しかし、平手欠席でそれと同様のやり方をとることは、意味合いこそ同じでももたらす印象が全く変わってしまっているようでした。
 


出された料理の食器が欠けているわけじゃなくて、その上に食材すら乗ってないような決定的な欠落感。それでお客さんの前に出してもいいの…?という懐疑心。
 
 
とはいえ平手以外のメンバーのパフォーマンススキルが目に見えて上がってきているのはわかっているので、今の欅坂46は「平手がいないとパフォーマンスは成り立たないんだ」というよりも「平手がいないと成り立たないようにつくられているんだ」と思ってます。
 
各シーンごとに主人公がいて、引き立てる役があって、センターをはじめとして1列目から3列目のどのメンバーにも役割があり欠かせない存在である、そういう振付構成だからこそ欅坂のパフォーマンスに魅了されるのであって、それを止めるべきだとは微塵も思わないです。
 
 
今回の名古屋初日公演を受けて少なからず批判があったのって、やはり「平手がいないのはしょうがない。じゃあその穴をどうやって埋めるんだ?」ってみんなが期待しているところに、穴が穴のままで露わになってしまったところですよね。その穴はただメンバーが1.05倍、いや、この場合だと1.105倍頑張れば済む話ではなくて、、、
 

 

 

…と、本当はソレとかアレとかに関する提言をこのあと下書きでは書き連ねてたんですけど、アンコール前の菅井友香のMCとそのあとのW-KEYAKIZAKAの詩でめちゃくちゃ泣いたこと思い出してたらどうでもよくなって消しました。


サイコーでサイコーなアルバムを聴いて、サイコーすぎるあまりサイコーすぎた欅共和国ライブを見て、とにもかくにもとにかくめちゃくちゃ楽しみにしていた全国ツアー。それをこんな形で迎えるとはなぁという虚しさ、あろうことか2人も欠けてしまったKEYAKIZAKAに対する寂しさ、欅坂思いで責任感の強いキャプテン菅井に対する感謝の念が入り混じった涙でした。

 

 

明日こそ会えたらいいなぁ。
そう願って会場を後にしたわけです。

 


結局、試練は超えるのが困難だからこそ試練なんだなとも思いました。そう簡単に超えることを期待しちゃダメですね。

 

 

せっかくだから切り込んでいこうと意気込んでいろいろ書いたんですが、本当に冗長すぎたのでこれでもだいぶ削りました。後編でもっとミクロに感想書いていきます。…そうです、実は後編もあります。本当に後編もあります。

 

後編ではこういうときに増えてよかったユニット曲の良さや、1日目と2日目を見に行った上での感想などを綴ります。