犬用ブログ

犬が長文を書くときに使うブログです

『ひなくり2019』と約束のプレゼント

 

 

とある偉大な先人は云いました。

 


「冬の女の子が一番可愛い」と‪───。

 


そんなぶりっこやり放題やられ放題の寒い寒い冬の季節に、今年もあの国民的一大イベントが帰ってきました。

 


そうです。

 


2019年12月18日の日向坂46公演『ひなくり2019』に行って参りました。犬です。

 

 

 


このライブがとても素晴らしく、それもただ素晴らしいだけでなく、日向坂46の歴史上とても重要なライブだったので、ここ半年以上、長文が書けない病(長文病)にかかっていた僕もついに筆をとりました。

 

 

 

今回も長文なので、長文を読むつもりで覚悟してお読みいただけたら幸いです。

 

 

 

おぼろげだった夢の輪郭がはっきりと見えた、その瞬間に立ち会えた感動を言葉にしたくて、ひなくり2019について思いを込めて書きました。

 

 

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日向坂46『ひなくり2019 〜17人のサンタクロースと空のクリスマス〜』

2019年12月18日 セットリスト


Overture 〜はたらく工場従業員たちの紹介

M1. キュン

M2. ハッピーオーラ

MC①

VTR①

M3. ママのドレス

M4. まさか偶然…

VTR②

M5. ホントの時間

VTR③

M6. ときめき草

丹生明里の独演

M7. こんなに好きになっちゃっていいの?

M8. 川は流れる

VTR④

M9. Cage

上村ひなのの朗読(ポエトリー)

M10. 一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない

富田鈴花ラップパート

M11. Dash&Rush

M12. My god

エキストラダンスタイム

M13. ドレミソラシド

M14. キツネ

M15. NO WAR in the future

VTR⑤

M16. JOYFUL LOVE

VTR⑥


〜アンコール〜

EN1. 誰よりも高く跳べ!

EN2. 期待していない自分

MC②

告知&サプライズVTR

EN3. 約束の卵

 

 

 

 

Overture

幕張メッセグッズ売場にあったひなくりARで見かけたげきかわサンタクロース衣装を着たメンバー紹介。手で三角形を作ってました。すごい可愛かった。

 


舞台は空の上の"プレゼント工場"。クリスマス直前は繁忙期。そこで働くオーバーオール姿の17人のサンタクロースが、地上の子どもたちの願いを叶えるためにせっせとプレゼント作りに励みます。

"おねがいポスト"にオーダーされたご希望の品物を"プレゼント作成機"で受注生産、時折"雨雲リセットレバー"で雨雲を晴らして職場環境を整えるのが彼女らの日常業務。KURE 5-56的な潤滑剤をレバーに差してる上村ひなのがなんだかウケました(見間違いだったらゴメン)。

工場で働くメンバーひとりひとりがカメラで抜かれて、名前も表示されてメンバー紹介みたいになってたんですが、それが全員可愛かったんです。本当に。全員。

 

 

M1. キュン

この曲が来たら公式コール全力で行くぞ!と構えていたら早速1曲目から(キュンキュン!)。SSAで公式コールが汎用コールに負けていたので(キュンキュン!)、そんなの全部薙ぎ倒すぞってつもりで声を張り上げ、公式コールをお見舞いしてやりました(ポカポカキュン!)。早速会場のボルテージがブチ上がります。オーバーオール風の衣装の可愛さがそれはそれは引き立つ引き立つ。

 


M2. ハッピーオーラ

メンバーがそれぞれおもちゃみたいなのを手に持ってパフォーマンス。誰かが自転車に乗ってたのは確認できました。加藤史帆がバットを持っていたので飛んでくるホームランボールに注意したんですが、特に何も飛んでくることはありませんでした。

 

 

MC①

今日は上村ひなのが気合を入れて編み込みおさげヘアーのおさげなの♪に変身。「みなさんもひなのに気合で負けないようにおさげにしないと」とオタクに無茶振りする富田鈴花。やれたらやってるよ。


佐々木美玲が昨日17日誕生日だったということで、キャプテン佐々木久美の音頭のもとおひさま全員で「みーぱん誕生日おめでとう!」とお祝いしました。

 

 

VTR①

潮紗理菜、加藤史帆齊藤京子、佐々木久美、高本彩花のりまちゃんちっくが登場するVTR。

「靴下ここに付けたらいいかなぁ?」などと飾り付けの場所を思案するのはなっちょさん。「ウキウキ」という効果音さえ聞こえてきそうなほどにウキウキしてる姿がとても可愛かったです。流れは忘れましたが、最後におたけがエメラルドグリーンに光る指環をキラリと見せつけて、あの曲へ。

 

 

M3. ママのドレス

りまちゃんちっくがトロッコに乗って客席に登場。CブロックとDブロックの間の中央通路へ到着し、さっきまで萎れていた(萎れてはいない)後方ファンを沸かせます。トゥルットゥットゥットゥットゥルットゥットゥットゥルッ。

 


M4. まさか偶然…

幕張の天地を貫く柱にセッティングされたステージに、現れたのは富田鈴花・松田好花ユニットの花ちゃんズ。イエローペンライトをミニライブのたびに啓蒙していた甲斐あって、この日も客席は綺麗な菜の花畑の色に染まりました。いつも隣り合わせな2人も今日は対角線上の離れたところに立っての弾き語り。しっとりと聞かせる2人の歌声とギターの音色は広いホールの中でも優しく響き渡り、邪悪な僕の心にも穏やかに染み込んでゆきました。いやはや生歌が上手い…。

 

 

VTR②

佐々木美玲高瀬愛奈が登場するVTR。

「ねえ、12月っていつまであるのかな?」「ねえ、去年のクリスマスから何日経ったのかな?」とおばあちゃんみたいな質問を繰り返すみーぱん。優しく教えてあげるまなふぃ。

「毎月クリスマスがあればいいのに!」と願うみーぱんに「そんなにクリスマスがあったらサンタさんが大変じゃない!」とひなあいばりのツッコミが冴え渡るまなふぃ。その肩に寄りかかるみーぱんの彼女感が良かったです。

 

 

M5. ホントの時間

4本の柱ステージにメンバーが現れて柱界隈が大盛り上がり。僕の前の柱には金村美玖、小坂菜緒高瀬愛奈東村芽依の4人が。幻覚かもしれませんが、途中なおみくがじゃれあってたようなシーンがあって、思わずニッコリした記憶があります。

あと、四角い箱型の椅子を持ってくるスタッフさんが、箱を設置するたびに腕で大きなマルを作って笑顔で戻っていくところが可愛くていいなと思いました。

 


‪──クリスマスを待つまでの時間はホントの時間?‪

‪──クリスマスの夜を過ごす時間はホントの時間?‪

 

 

VTR③

丹生明里がソロで登場するVTR。実はこのひなくり2日目のヒロイン的存在。「サンタさんなんているのかなぁ?」サンタクロースなんてファンタジーなのだろうか。

 

 

M6. ときめき草

突如センターに現れた即席のトロッコステージ。基本的にはDブロック方向を見て踊っていたので僕らCブロック側はぐぬぬぬとなりましたが、それでも時折振り返って踊ってくれたので嬉しかったです。狭いトロッコの上で大人数で踊るの怖そう。

 

 

丹生明里の独演】

白いドレスをまとって再び現れた丹生ちゃん。

そこは地上ではなく、空の上。謎の生き物から地図を受け取ります。

「すごい、地面が青い…」丹生ちゃんを乗せた筋斗雲(トロッコ)はどんどんと高さを増していきます。すると今度は別の生き物から蝋燭を受け取ります。

「どんどんあたりが白くなってく…」やがて雲の上に辿り着きました。ゆらゆらと雲海を彷徨っていると、目の前には巨大な空の神殿。


(丹生ちゃんの台詞を聞いてペンライトのカラーを青に変えたり白に変えたりしてくれたオタク、分かってるなぁ!)


星空の照明が一斉に灯ると、美しすぎるその光景に小さなどよめきが客席から聞こえました。人工的な工場の真向かいに、神秘的な神殿のセット。不思議な空間です。


神殿には、同じように白いドレスを身にまとった女神たち。

「ここはどこ?」と尋ねる丹生ちゃん。

蝋燭を手に持ってたたずむ小坂菜緒が答える。

 


「ここは、空の世界‪───」

 

 

M7. こんなに好きになっちゃっていいの?

頭サビは全員が蝋燭を持って歌いました。ファンタジーオブファンタジーの中で歌うこの曲は、いつもと違う音色に聞こえてきて、とても荘厳に聞こえました。バックステージはすごく遠かったんですが。

 


M8. 川は流れる

メンバーが着ているドレスにオレンジ色の電飾がいくつも灯る仕掛けに驚き。その衣装で絶え間なく移り変わる川の流れを表現する激しいラインダンスは、さながら天の川のような、灯籠流しのような、幻想的な光景でした。バックステージはとにかく遠かったですけど。

 

 

VTR④

なんとプレゼント工場の"雨雲リセットレバー"が無くなるというトラブル発生。プレゼント工場は操業停止に。レバーを取り戻し、雨雲を晴らさないと、クリスマスにプレゼントが間に合いません。

 

 

M9. Cage

再びバックステージに現れた、東村芽依、金村美玖、河田陽菜、丹生明里のやんちゃるふぁみりー。彼女らを捕らえる大きなスノードームのCageはとても綺麗でした。もうとにかくバックステージが遠かったです。


再びメインステージに戻ります。

 

 

【上村ひなのの朗読(ポエトリー)】

察したおひさま達、周りみなレッドとエメラルドグリーンのペンライトカラーに。この日一番のクリスマスカラーとなりました。

 

 

M10. 一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない

難しいこの曲を大きなステージで堂々と歌い踊るひなのの姿を見ていると、いつのまにか一筋のサトミツが頬を伝っていました。


歌声は不安定だったかもしれない、ダンスは未完成だったかもしれない、しかし"今"しか見られない上村ひなのを見ているんだという思いに溢れ、やがて親が子の成長を見守るような眼差しを送ってしまいました。多分あの会場にいたみんながそうだった。

加入してたった1年ほど、それなのにあんな大きなステージで、あの曲をあんなに立派にパフォーマンスしてみせるということ、並大抵じゃないよ。えらい、えらすぎる。

 

 

富田鈴花ラップパート】

ライブではもはや恒例と化した富田鈴花a.k.a.パリピのラップパート(すずかラップ)。歌詞は全然思い出せませんが、とにかくレバーを取り戻せ!雨雲を晴らせ!的なリリック。日向坂46のライブを構成する上で超重要な演出となっている元祖パリピ富田の冴え渡るフロウにいつも以上に熱気を帯びるおひさま達。ラップがキマるといつも以上にドデカイ歓声が湧きました。いやかっけーなオイ!

 

 

M11. Dash&Rush

2・3期生はトロッコに乗って登場。公式コールけっこうやってる人はいたんですが、ただ「みくちゃんひなちゃんなおちゃんすずかにぶちゃん!ひよたんこのかまなもみほちゃんひなの!」のところは半径5mぐらいではマジで自分しかやってなくてお前らあのさぁ…となりましたが、それには構わずおひさまの矜持を見せつけんと魂を叫びに乗せて全力コールブチかましました。


僕がこんなにコールに必死な人間になるとは、あの頃は夢にも思わなかったです。公式は頑張ろう、公式は。

 


M12. My god

1期生は遠い遠いバックステージへ。(神よ)(My god)のところはお願いされてるコールなので、ちゃんとやりました。バックステージ遠すぎ。

 

 

【エキストラダンサーズダンスタイム】


エキストラダンスタイムの終わりもちゃんと盛り上がるおひさま、好きだよ。


神のおかげかおひさまのおかげか、"雨雲リセットレバー"を取り戻すことに成功。早くしないとクリスマスにプレゼントが間に合わないぞ!迫り来る納期に工場はフル稼働。いよいよサンタクロースが"本気"を出してきます。

 

 

M13. ドレミソラシド

舞い上がるスモークを掻き分けて、現れたのはオーバーオールの作業着(工場内着用義務)ではなく、とっても可愛らしい赤いサンタクロース姿(納品時着用推奨)の日向坂46。こさかなさんが可愛いすぎて持っていたファをどこかへ見失いました。2番Aメロのオーケストラの振付では僕もついつい指揮者の振付をしてしまいがちです。

 


M14. キツネ

花火の号砲を合図にステージ上に燦然と輝くミラーボールとクソダサでドデカい"KITSUNE"の文字…そう、あれは神の啓示、人呼んで"クソダサドデカ文字"。待ってましたと言わんばかりに一瞬にして幕張メッセはハイパーディスコバブル、歌えや踊れやの大騒ぎ。あの時間あの空間の中で正気を保った人間は誰一人として存在していません。

 


M15. NO WAR in the future

畳み掛けるようにアッパーチューン。地鳴りのようなコールが響き渡り、おひさまは熱狂に次ぐ熱狂。嗚呼ライブがクライマックスを迎えているんだ、終わりに近づいているんだ、心のどこか片隅で予感しながら、身体はただひたすらに飛び跳ねていました。盛り上がりすぎてよくステージ見えてませんすいません。

 

 

 

VTR⑤

忘れました…。

 


M16. JOYFUL LOVE

スクリーンに映し出された会場は、それはそれは鮮やかな虹色でした。本当毎回よくやるよ、エライよ。そんな虹の中を、メンバーひとりひとりがトロッコに乗って渡っていきます。それも各メンバーのペンライトカラーにデコレートされたとっておきのトロッコ

奇しくも黄色ペンライトを持っていた僕のすぐ近くをみーぱんが通過してくれたので「誕生日おめでとうーーーー!!!」と叫びました。


ロッコはやがてバックステージに集まっていきました。ステージ上にキラキラと舞い落ちる紙吹雪。ひときわ大きな紙吹雪をつかまえて微笑むキャプテン久美ちゃんが可愛かったです。

 


地上から天空の世界へ舞い立ったひとりの少女丹生ちゃんの手元に、収まりきらないほどのプレゼントがサンタクロースから届けられました。ラストは丹生ちゃんのラブリーウィンクがおひさまのハートを撃ち抜いて、夢のようなテイルズオブファンタジアはハッピーエンドだったとさ。おしまい。

 


プレゼント工場のことは内緒にしといてくれと頼まれているので、あんまり大きな声では話せません。

 

 

VTR⑥

Thanks the rainbow! という御礼のナレーションが聴こえてきたので、「お前らなら(虹色)キメてくれると信じてたぜ…」という演出家の声を聞いた気がして、おひさま信頼されてるなと思いました。


目が覚めて、現実の世界に戻ってきた丹生ちゃん。小さな箱を開けると、そこには空色に煌めく卵がひとつ。

 


2020年、何かが起こるかもしれない‪────。

 


そんな気になることをほのめかして、ライブ本編は終了しました。

 

 

 

 

 

 


本当に、本当に、

 


素晴らしいライブでした。

 


四方八方からハッピーオーラを浴びせられて、身体中がときめき尽くして止まりませんでした。

 


こんなにも会場のどのブロックの人もみんな幸せになれるライブ、見たことがなくて、それがなんか嬉しくて、そのことに泣けてきました。

 

 

幕張メッセ展示場4〜6ぶち抜きという広大な平面。後方ブロックは死のブロックになるかと思いきや、メインステージ、バックステージ、柱ステージ、トロッコで作った即席センターステージと会場をくまなく駆け巡るステージングで余すことなく全体を魅了した構成は、まさに革命的。アイドルならでは、日向坂46ならではの演出でした。

 


全員ハッピーを叶えるための、豪華なメインステージとバックステージのセット。メインステージに2枚、バックステージに1枚、両サイドに各1枚のスクリーン。4本の柱の4面にサイネージ。簡易ステージにもなる大型トロッコと、メンバー1人1人に用意された小型トロッコ。お金のかかり方も並大抵ではなさそうです。

 


広い展示場の各所を衣装チェンジもこなしながら絶え間なく走り回るその忙しさ。リハーサルもそりゃ時間かかるよなぁ。

 


こんなに素敵なライブを見せられて、叫ばずにはいられませんでした。

 


今までで一番といっていいほど、大きな声でアンコールを叫びました。

 

 

 

 

 


アンコールを叫んでいると突如鳴り響くSE。

慣れ親しんだあのリズム。あのイントロダクション。

「お前らまだまだ行けるだろー!」

メンバーが会場を盛り上げにかかります。

 


「誰よりも高く跳べーーーーー!!!!」

 

 

 

EN1. 誰よりも高く跳べ!

ついに、ついにこのときが来ました…!

1期・2期・3期全員集合のハイパーアルティメット誰跳べ!!

待ち侘びていた光景にテンションが臨界点までブチ上がりました。


全員誰跳べはとっておきなので、そう簡単に解禁はしないだろう、なんなら"来たるべき日"まで温存するのでは、と勝手に予想していました。


ここで解禁するということは、すなわち"ひなくり"は日向坂46の歴史にとってとても重要なライブなんだとも思いました。

 

 

EN2. 期待していない自分

続けざまにこの曲。"ひらがなけやき"といえばこの曲。センター佐々木美玲の清らかで美しい佇まいと、儚くも強い意志を秘めた表情。SSAでやったときも思いましたが、メンバー全員カチッとスイッチが入ったかのようなパフォーマンスをするので、少し身震いさえします。


走り出す瞬間から、今日に至るまで、まだ1年と5ヶ月と28日なんですね。

遠い昔のような、昨日のことのような。

 

 

MC②

今までステージ上から眺めていた景色だったけど、今日はじめて"虹を渡る"ことができてとても嬉しかったです!というなっちょさんのコメントが素晴らしく、大きく頷きました。


ついに全員誰跳べをやれたということで2期生も感激のようす。べみほか誰か、誰跳べって踊っててこんなに楽しいんだ!と話してたら、なっちょさんが誰跳べ踊るの楽しいでしょー?と話したというウラでのエピソードが微笑ましかったです。


富田すずが「今日は今まで一番『まさか偶然…』のラストのハモりが綺麗に歌えたよね、と2人で話してました」と語ると会場から温かい拍手。すると松田このが号泣。「いつも隣に鈴花がいてくれるけど、今日は遠くて不安だった」いつもあんなに堂々とやれてるように見えた好花ちゃんがそういう風に不安に駆られてたなんて…というギャップにやられました。


丹生ちゃんはVTRに合わせて今日はツインテールにしたそう。「可愛いですよね?」と久美ちゃんに振られるとオタクが「か"わ"い"い"い"い"い"い"」と咆哮。富田すず達が「丹生ちゃん♪」とピンクベストさながらの丹生音符でイジってて面白かったです。

 


さて!

 


話題はおひさまへのお知らせへ。

昨日17日の公演では、ドラマの詳細、ライブの開催、そして4thシングル発売決定という喜ばしい報告がありましたが、さて今日は?

 


『日向坂46 春の全国アリーナツアー開催!』

 


桜舞う春に日向坂46がやってくる!

ということでなんと2020年春に全ツ開催!

日向坂46になってはじめての全国ツアー!

今夏の日向坂はフェス各所を巡っていたので、夏に全国ツアーがなかったことが少し寂しくもありましたが、これでなんとか春までは生き延びられそう!


ひなのなのも普段あんなに立派に大喜利をこなしてますが、実は全国ツアーを回るのははじめて。あっそうかー!と意外な事実に改めて驚き。


そんな会話の流れの中で久美ちゃんがとしちゃんに話を振った、

そのときでした。

 

 

 

ドーーン!!!!という爆音とともにステージが暗転。

 


何も聞かされていなかったようすのメンバー、動揺しています。

 


スクリーンに映し出されるサプライズのVTR。

 

 

 

『ひなくり2020 開催決定!!』

 

 

 

うわあああ!?

早すぎるだろー!!というシンプルなツッコミが飛び交うまさかのお知らせ。

 


しかし、これにとどまりませんでした。

 

 

 

『IN』

 

 

 

『東京ドーム』

 

 

 

 

 

 

東京ドーム。

 


東京ドーム…。

 


東京ドーム……………!?!?!?

 

 

 

うわあああああああああ!?!?!?

 

 

 

叫びました。それはそれは大きな声で、叫びました。

 


メンバーみんなステージ上に倒れこんで驚いて泣き崩れていました。

 


会場に鳴り響く「約束の卵」。

万雷の拍手と止まない祝福の歓声。

 


『一緒に歩いて 一緒に辿り着こう』

 


ついに、その時が来ようとしているんだ。

 


泣いて泣いて、涙が止まりませんでした。

 


この文章を書くために、その瞬間のことを思い出してる今でさえ泣けてきます。

 

 


動揺する久美ちゃんが改めて、動揺するとしちゃんに「どう?」と話を振りました。

 


「びっくりしすぎて、びっくりしか言えないです!」とびっくりするとしちゃん。

 

 

なんとか話をまとめようと口を開くも、驚きと涙で言葉に詰まる久美ちゃん。「キャプテンしっかりしなきゃ!」と自分で自分を奮い立たせます。

 


「この1年、嬉しいこともあったけど、悲しいこともありました」


「自分の実力と皆さんの期待が、見合ってないんじゃないかと不安に思うこともあった」


そんなネガティブな思いもある一方で、


「おひさまの皆さんのおかげでこんなにステキな活動ができて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」


「2年目はデビュー1年目より落ちたなんて言われてしまいがちだけど、そうならないように、来年もっと頑張ります」


うろ覚えですが、キャプテンがそんな言葉をファンに向かって伝えてくれました。

 

 


EN3. 約束の卵

「この曲がさらに意味のあるものになると思います」というキャプテンの言葉で始まった、東京ドームへの道筋を照らしてくれる光のような曲。空色を灯したペンライトが描く先に、あの銀色のカップを伏せたような目印があるんだろうな。


みんな、歌ってるんだけど、泣き崩れすぎて全然歌えてなかったのがとても印象的で、久美ちゃんもべみほも好花ちゃんもみんなぼろぼろで、


だけどその中で、センターのみーぱんはとても凛々しい姿で踊ってて、なんかいつも以上にかっこよく見えて、それもまた印象に残りました。


「僕ら信じてよ」のところで大きな「ひ」を宙に描く振付、いつも魂込めて僕も真似してるんですけど、この日はいつも以上に大きな「ひ」を、万感の思いを込めて描きました。

 

 

 

 


曲が終わり、最後の挨拶で

 


キャプテンがメンバーの方を向いて、

 


「これからもみんなで、突っ走っていこうね!!!」

 


と呼び掛けると

 


「ハイ!!!!!!」

 


とそれはそれは大きな声を揃えて返事がかえってきて。

 


なんて青春、なんて部活、なんて体育会系。

 


あまりにも爽快で気持ち良すぎるその呼び掛けと返事に、思わず僕も何故か「よっしゃーーー!!!」と叫んでしまいました。

 

 


最後は久美ちゃんが会場を静かにさせて、

 


「今日は本当に、ありがとうございました!!!!」

「ありがとうございました!!!!!!!」

 


と叫んで、おひさまも叫んで、泣いて、笑って、

 


『ひなくり2019』はスペシャルなプレゼントを日向坂46にもたらして、夢のような時間はここで幕を下ろしました。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 


僕が初めて握手会に参加した2016年12月18日の欅坂46全国握手会の日。あの時選ばなかったガラガラのひらがなレーン。もしも4年後の夢物語を想像できたなら「4年後、東京ドームでライブができるから、それまで頑張ろう!」だなんて粋な台詞を伝えてたかもね。

 

 

でも、そんなことは僕なんかにはとても想像できなかった。

 


しかし、僕らの想像を遥かに超える活躍を彼女達は見せてくれた。今の日向坂46なら、どんな夢や絵空事を語っても現実味がある。それぐらい誰にでも魅力が伝わるステキなグループになったんだなと思います。

 

 

 

 


東京ドームまで、あと354日。

 


それは、神様が日向坂運営に示した「ひなくり2020が成功するように全力で支援してやれよ」というお告げ。

 


それは、日向坂運営が日向坂46に与えた「東京ドーム公演成功を新たな目標に全力で成長しろよ」という心技体の準備期間。

 


そして、日向坂46がおひさまに差し向けた「この1年、お前らも余所見せず全力で日向坂についてこいよ」という黙示。

 


見守るだけじゃ足りない、見守るだけじゃ。

 


溢れる期待が、募る思いが届くように、声を枯らして応援しないとね。

 

 

 

 


 

 

 

 


「約束の卵」という曲はもしかしたら、東京ドーム公演という約束を果たしたら、歌われなくなるかもしれません。2020年がこの曲を歌う最後の年になるかもしれません。

 


だから僕は、後悔のないようにこの曲を噛みしめたい。これからもペンライトの振付を頑張って真似したい。でっかい「ひ」の字を空に刻み込みたい。

 


東京ドームで「ここまで来たぞ!」って、大きな声で叫びたい。

 

 

 

 


2020年、僕も全力で立ち漕ぎして追いかけるぞ。

 

 

 

 


東京ドーム公演決定、本当におめでとう。

サンタクロースは確かにいましたね。

いつもいつも、夢と希望と笑顔を贈ってくれてありがとう。

 


日向坂46、そして、ひらがなけやき‪‪───。

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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今日、ステージ上にはいなかったあの子達へ。

 

 

 

…いつも受験勉強で忙しいはずなのに、たまにメッセージ送ってくれるとか、ファンのことを気にかけてくれてありがとう。大願成就を掴み取って帰ってきて、晴々しい君の勇姿をまた見せてほしい。

 

 

 

…ゆっくり焦らずマイペースに体調を整えてほしい。まだ若い君のとどまることを知らないポテンシャル、休んで休んで万全の状態になった日には、きっと前よりももっと眩しく輝くはず。

 

 

 

…君の行いがメンバーを悲しませたこと、それ自体は正直情状酌量の余地がない。だけど、君がいないことで悲しむメンバーがいる、それはそれで本望ではない。勇気出して戻ってこい!

 

 

 

 

 

 

………………

 

 

 

 


……君は今は故郷に戻って、心も体も落ち着く環境で健やかにお過ごしなのでしょうか。そうであることを祈ってます。

 

 

 

ただ、どうしても、どうしてもどうしてもどうしてもどうしてもどうしても、君もまたかつて同じように約束の卵を思い描いていた人だったわけですから、やっぱり同じ景色を同じ場所で仲間と一緒に見てほしいと思ってしまいます。

 

 

 

ほんの一瞬、ほんの一瞬だけでいいから、日向坂と一緒に東京ドームのステージに立ってほしい、21人全員で夢の舞台に立ってほしいと願うのは、ファンのわがままにもほどがあるとは思いますが、願わずにはいられないのです。

 

 

 

 


"21人みんなで東京ドームに行こう!"

 

 

 

 


小さなおひさまの、大きな願い事です。

大きな欅の木陰から、日向の坂に憧れて ‪── デビューカウントダウンライブの記憶‪

 

 

 

「デビューカウントダウンライブ」なのだから、そこに出演するグループはまだ公式に"デビュー"していない。当たり前のことながら。

 

だけどそのライブに行く人たちは、およそデビュー前のアイドルに対するそれと同等ではない期待を胸に秘めながら、彼女らを全力で応援しに行く。

きっとそれに全力で応えてくれるという確信をもって。

 

彼女らの初のワンマンライブはおよそ2年前。2017年3月21日・22日のZepp Tokyo。僕はその場にはいなかった。チケットに応募すらしていなかった。

当時ライブに行った人たちは、どういう期待を胸に「けやき坂46」のチケットを取ったのだろう?その人たちは果たして今日の横浜アリーナに来てくれていただろうか?

願わくば、その人たちにもチケットが行き渡っていてほしい。

 

 

歴史と歴史が紡がれる瞬間を、目の当たりにしてほしい。

 

 

 

2018年3月5日。場所は横浜アリーナ

それは、2年10ヶ月もの間シングルデビューを待ち焦がれたグループだけが創り上げられる、他の誰にも真似できない、唯一無二かつ最初で最後のドキュメンタリーライブでした。

 

 

 

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日向坂46『デビューカウントダウンライブ!!』

 

VTR①

公演は、長濱ねるが出演する「ひらがなけやき追加メンバー募集」のCM、そして1期生結成時の記者会見の映像で始まりました。そのナレーションは、Re:Mindでおなじみの宮川一朗太さんというのがこれまた粋なキャスティングです。

 

『全てはここから始まった』

 

Overture

欅坂46のOvertureを号砲にスタート。スクリーンにはステージ上に立ってポーズを決めるメンバーの姿と2年半ぐらい前の初期ひらがなけやきの宣材写真が並べて映し出されていて、ここでもうすでに僕は軽い嗚咽で声が出なくなります。

 

M1.ひらがなけやき

1期生の登場。ひらがなけやきの原点。全てはここから始まった。この曲でも、今踊っている映像と、今まで披露してきたあらゆる「ひらがなけやき」を踊る映像が並列してスクリーンに映し出されていて、現在と過去の対比、ひらがなけやきの成長を感じさせる非常にニクイ演出となっていました。そして溜めてた涙が早くもこぼれ落ちてきました。そのペースで大丈夫か。

 

MC①

「私たち、ひらがなけやき坂46です!」というおなじみの挨拶。「突然の改名だったので、まだひらがなけやきとしてちゃんと別れの挨拶をしていなかったので、今日はひらがなけやきとして最後のライブをして、ちゃんとご挨拶してお別れしたい」「スタッフさんのご厚意でこういう場を設けてくださった」と話すのはキャプテン佐々木久美。日向坂46のライブのつもりで来たが、今日はひらがなけやきのラストライブでもあるのだと気付かされました。

 

 

そして、誰もが魂を揺さぶられるあのイントロが鳴り響きます。

 

M2.誰よりも高く跳べ!

 

2曲目で早くもキラーチューンの登場。イントロ恒例のオリジナルダンスはチアガールさながらのラインダンス。この曲で何度血沸き肉踊ってきたことか。

間奏のソロダンスの振付は有明オリジナル。特筆すべきは、次々とスポットライトを浴びるメンバーがスクリーンに映し出される中で、影山優佳と長濱ねるのソロダンスの映像も挿入されていたこと。そこで完全に涙腺が決壊しました。

ひらがなけやきの歴史を語る上で欠かせないメンバーを、欠かすことなくこの曲に出演させてくれたその演出に率直に感動しました。

 

VTR②

着実に人気を獲得する漢字欅と、後塵を拝すひらがなけやきの苦悩。そんな時にやっと巡ってきたチャンス。Zepp Tokyoワンマンライブ。そして全国ツアー決定。公演前の円陣で「支え合おうね」と不安げに号泣しながらメンバーに語りかける久美キャプテンの姿は、今となってはまるで別人のようです。

 

M3.僕たちは付き合っている

メンバーの振付や歌がスクリーンのCGとリンクする演出はひらがなくりすますのときと同様でした。過去曲を時系列的に歌っているということをこの曲で確信します。

 

MC②

「こうやってみるといろんな振付があったな~って感動します」とうれしそうに話す潮紗理菜。「TAKAHIRO先生が振付にいろんな意味を込めてくださるんです」と『ひらがなけやき』の冒頭の振付にまつわるエピソードを加藤史帆(かとし)が話してくれました。『メンバーがひらがなになる前の自分を表しているんです』『眞緒ちゃんはどんなの?』『私はヤンキーみたいなの!だら~んって感じ』と盛り上がります。

 

M4.永遠の白線

ステージ上の花道を加藤史帆先頭に渡っていきます。アリーナ後方席歓喜。花道の端から端まで一直線に並ぶところで高本彩花(おたけ)が微妙に立ち位置がおかしくて、齊藤京子(きょんこ)の近距離で踊っていました。僕はラスサビで噛みしめるように「ひ」「ら」「が」「な」の4文字をドでかく書いてやりました。

 

VTR③

初の単独主演ドラマ「Re:Mind」も決定し、徐々に活動の場を広げていた中で、突如訪れた"長濱ねる兼任解除"。喪失感に苛まれるメンバー。井口眞緒ブログの「ひらがなけやきを作ってくれてありがとう」がいつ見ても涙を誘います。悲しみを乗り越えて、Zepp Sapporoで再スタートを期すひらがなけやき

 

M5.それでも歩いてる

メンバーひとりひとりの生の歌声がはっきりと聞こえてきてよかったです。齊藤京子の歌声はやはり流石。個人的には東村芽依の歌声が好きだったりします。

 

VTR④

欅坂46アニバーサリーライブ2017でのひらがなけやき追加メンバー募集サプライズ発表を受けて複雑な反応の1期生。2期生加入と記者会見。全国ツアー最終公演での2期生お披露目まで。

 

ダンストラック 

VTR後、ダンストラックにて2期生がついに登場。ひらがな武道館でも披露したオリジナルのソロダンス振付を再現してくれました。

 

M6.おいでシャンプー乃木坂46

申し訳ないんですがイントロ聞いても「なんだ…?」となるほどには乃木坂には疎かったです。そしてこの曲がきっかけで周囲の乃木坂オタクが完全に炙り出されました。いやいやこんなにいたのか。なにその振り。コール完璧じゃん。ナカダカナシカ?聞いたことある。カワタヒナシカ?統一せんかい。それにしてもコール完璧じゃん。もしかして乃木坂からファンめちゃめちゃ流れてる…!?!?

 

M7.イマニミテイロ

この曲を武道館で初披露したのがほんの1年1ヶ月前のことです。ひらがなくりすますで披露がなかったので、しばらくないだろうなと思っていましたが、このライブの構成ならやらなければいけない、ひらがなけやきの歴史の節目にある大切な1曲。今日も今日とて、ラストの佐々木美玲(みーぱん)のとびっきりの笑顔は素敵です。

ちなみに、この日のみーぱんはウェーブがかった髪型も相まって、爆発的にかわいかったです。

 

VTR⑤

武道館3days最終日でのサプライズ。単独アルバム発売。ここからひらがなけやきの大躍進が加速します。走り出す瞬間アー写の撮影オフショットは貴重な映像でした。

 

M8.ひらがなで恋したい

気付いたらこっそりがながなポーズをしている自分。「俺はいつまで経ってもひらがなで恋したい‪──」そういう願いを込めてラスサビ直前、これまた宙にドでかく「ひ」を刻み込んでやりました。

 

M9.半分の記憶

毎度同じことを言っていますが、やっぱり小坂菜緒の表情がすごい、すごすぎる。何故あんなに人の心を引きこむんだろう。曲の最後の最後で映し出された彼女の冷たくも力強い瞳、その場にいて不覚にもゾクッとしました。

 

M10.期待していない自分

ラストで花道の端から端まで全速力で往復し、ジャストのタイミングで戻ってくるみーぱんスゴイと思いました。最後は無意識で僕も「ヒ」を天高く掲げていました。

 

M11.ハッピーオーラ

「この曲がひらがなけやきとして最後の曲となります!皆さんのおかげで私たちもハッピーになれます!」とイントロで話すのはセンターかとし。"ひらがなけやきとして最後の曲"という衝撃の事実を吸収するのに5分かかりました。

僕はアリーナ2F最後方の座席だったのでよく見えなかったんですが、客席目前の通路で四方八方にぶりっこばらまいてる芽実ちゃんがいて心底うらやましいと思いました。あの近くにいたら間違いなく失神じゃ済まない。

サビでは空色の紙テープを放出。この曲のラスサビで3期生上村ひなのがステージ最上段に登場。衣装は走り出す瞬間衣装の空色バージョン(遠目だとグレーに見えました)。1人だけ異なる衣装で合流する姿はまさに長濱ねるそのものといったら大袈裟でしょうか。

 

3期生を交えたひらがなけやきで『ハッピーオーラ』を歌いあげ、早くもライブはエンディングの様相。「以上、私たち、ひらがなけやき坂46でした!」この言葉を聞くことが正真正銘の最後となるということをその場では気付くことができず、感慨に更ける間もなく、次のVTRがはじまりました。

 

VTR⑥

建国記念日に放送されたSHOWROOMの映像。運営からのお知らせムービーを不安そうなまなざしで見る彼女たち。そして突如伝えられた「改名」のサプライズ。驚き叫ぶメンバーの姿。そしてメンバーが改名に対して思いつく限りの感情をインタビューで語ってくれます。

 

『一本の欅から、青空が生まれる』

 

 

次なる扉を開いた、ひらがなけやきの新しい名前は『日向坂46』‪──。

歴史と歴史が紡がれる瞬間でした。

 

 

 

 

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(Photo by 上山陽介氏)

 

 

Overture (日向坂46)

一瞬にして空色のペンライトに染まる会場。再び上がるボルテージ。終わったと思ったら始まっていた。こんなライブの構成があるんだと衝撃を受けました。新しい序曲に大いに湧き上がります。「ヒナタザカァ…フォーティーシックス…」といった感じのコーラスが聞こえてきました。

スクリーンが横に分かれ、その向こうに大きな「日向坂46」の電飾。そして現れた新衣装のメンバー。生まれ変わった姿で、颯爽と飛び出します。

 

「聞いてください、日向坂46のデビュー曲!『キュン』!!」

 

M12.キュン (新曲)

おひさまどものキュンキュンコールも完璧で(キュンキュン!)、初解禁の曲にも関わらず大いに盛り上がりました(キュンキュン!)。SHOWROOMでのコール説明を見たときは「おじさんが…これを…!?」と動揺しましたが(フワフワフワフワ)、やってみるとおじさんのコールのほうが味わい深くて(?)いい感じになると思います(ポカポカキュン!)。

サビ前の菜緒ちゃんの「かわいい」とかとしの「好きだよ」はウィスパーではありながらみんなしっかり黙ったおかげでめちゃくちゃハッキリ聞こえました。これコール指南してくれなかったらきっとおひさま勢の「か"わ"い"い"い"い"い"」「す"き"だ"よ"お"お"お"お"お"お"お"お"」で埋め尽くされてたと思うので、本当によかったです(ヒナタザカ!!)。

 

MC③

「私たち、日向坂46です!」

新しい名前で新しい挨拶。感慨深いものがあります。空色に染まった会場と、完璧なキュンキュンコールに感動するメンバー。コール動画みっちり見てペンライト買った甲斐があります。

「新曲どんどんやっていきたいと思いますけど、皆さんついてきてくれますかー!?」

ここからは記憶がよくわからなくなっていきます。

 

M13.ときめき草 (新曲)

M14.耳に落ちる涙 (新曲)

M15.沈黙が愛なら (新曲)

M16.Footsteps (新曲)

「ときめき草」は予想よりも軽快な感じでいい曲でした。サビがちょっとだけ「ライオン」(May'n/中島愛)っぽいかも?「ときめき草は 好きになり草」という歌詞がめちゃくちゃ頭に残っています。行進するメンバーの中でひなのちゃんが立ち止まって苦悩するような振付もありました。

「耳に落ちる涙」は加藤史帆センター。歌詞のシチュエーションが「キミガイナイ」っぽいです。夏の曲ということで、会場に花火が上がるAR映像がスクリーンに映し出されました。

「沈黙が愛なら」は小坂菜緒センター。サビよりもサビ以外のメロディーがけっこう好きでした。

「Footsteps」はついに高本彩花センター。サビのメロディーがなかなか好きだった記憶があります。

 

MC④

モデルファイブが並んだMCでは、菜緒ちゃんがひとりずつモデルの専属先を紹介してくれました。「実際にこんな感じで私たちも聞いたよね」「再現してくれたんだね」とうきうき。

「この曲ではですね、高本彩花がはじめてセンターを務めるんですよ」とかとしが説明。「私にできるわけないと思った」と自分がセンターだと聞かされた当時の心境を吐露するおたけ。「でも今までセンターやってきた人たちもこんな感じだったんだろうなと思って、がんばろうと思った」頑張れおたけ、JJは君を全力でサポートするぜ。

 

M17.君に話しておきたいこと

M18.抱きしめてやる

「抱きしめてやる」は最初繭のようにメンバーがひとかたまりになった状態で始まりました。荘厳なメロディーからメタル調のビートに切り替わったとき、ひとかたまりのメンバーが少しずつ解き放たれていきます。そしてサビで腕を抱いて力強く体を振る振付は今までのひらがなけやきにはなかった硬派な印象。

 

M19.JOYFUL LOVE

ひらがなくりすます初日に参戦したときは虹色ペンライトチャレンジに失敗しましたが、今回こそ絶対虹色の景色を見てやるぞと意気込んでしっかり予習済でした。すると同じように予習してきたおひさまガチ勢が多かったのでしょう、見事虹色チャレンジ大成功。綺麗にグラデーションされた客席に思わず「すごい…」と息が漏れました。もはやどこでも成功させられるんじゃないか…?幕張で成功させたら本当にすごいぞ…?(客席からは見えにくいけど…)

 

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(Photo by 上山陽介氏)

 

MC⑤

「この公演のために秋元先生が特別に書き下ろしてくれた曲があります」「みんなで一緒に歌ってくれたらうれしいです!」とまさかすぎるサプライズ。

 

M20.日向坂 (新曲)

この曲は日向坂46にとっての「乃木坂の詩」…とは微妙に違うと思って、自分たちの歩みを振り返りながら、これから新たな道に進んでいくための"誓い"や"宣言"のような、そんな曲でした。

「漢字を書くかっこよさに憧れたけど ないものねだりだと気付いた ありのまま普通にやればいいんだ」という歌詞ぐらいしか覚えてないですが、「イマニミテイロ」にしてもそうですけど、けやき坂46という物語の随所にこういう曲を持ってくる秋元P、やってくれるぜって感じです。ただ、本当にうろ覚えなんで思いつかないんですけど、ちょいちょい引っかかってしまう歌詞があって、素直に感動し損ねた部分はあった気がします…。

この曲で天井から白い風船がたくさん降ってくる光景は、まるで空から雲がちぎれて落ちてくるようでした。

 

 

 

そしてライブはアンコールへ。

 

 

MC⑥

「日向坂!」「フォーティーシックス!」のアンコールに応え、カウントダウンライブTシャツに着替えて再登場してくれました。グッズ紹介。河田陽菜ちゃんがマフラータオルをマフラーのように巻いてグッズをアピール。松田好花ちゃんがTシャツの裏にはじめて自分たちの名前が入っていることに感激してました。

 

このときのMCだったかは思い出せないんですが、久美キャプテンが真面目な話をしているときに井口の顔(素)がカメラに抜かれて会場に笑いが巻き起こるハプニングがありました笑 「モニター?」と誰かが察すると「モニター見てると怒られるから見ないようにしてるの!」と弁明する井口。

再びキャプテンが話し始めると、なんとか修正(?)しようと目をパチクリさせながら耐えていたせいで逆にもっと変な顔になってしまった井口が再度抜かれてて、再び笑いが巻き起こりました。「もう〜笑わないでくださいよ〜〜笑」と呆れるキャプテン。罪はないのに申し訳なさそうな井口がウケました。

 

「もう一度、あの曲をやりたいんですけど、いいですか!?」「せーの、『キュン』!!」

 

EN1.キュン

一日2キュン。2キュン目も大いに盛り上がれるほどこの曲にはパワーがあります。どこかは忘れましたが、菜緒ちゃんのウィンクがめちゃくちゃドキッとしたのと、ラスサビの「きっと言ってみたってピンとこないさ」の「ピン」で小指が頭の上でピン!となる振付がいいなと思いました。

この曲って、キュンする前の男子の不穏な心情を表すかのように、AメロBメロのオケが決して明るくはないのが、一気に明るくなるサビの開放感をよりいっそう際立ててますよね。音楽的に説明できないですけど。

欅坂46もそうですが、カウンターとしてのアイドルが隆盛である昨今、記念すべきデビューシングルで、王道よりも王道な、アイドルに振り切ったこの曲で勝負を懸けてくる意味、日向坂46が持つグループのパワーならそれでも勝負できるという自信の表れなのかなと思います。

 

EN2.NO WAR in the future

やはりこの曲をやってくれないと成仏できない。説明不要のブチ上げソング。スクリーンには世界地図の映像も。

 

EN3.約束の卵

涙あり笑いありのライブも本当の本当にラスト。ペンライトを一心不乱に振りました。「待っててくれるか? 夢叶うまで 君のことを連れていく」という歌詞が妙に胸に響きます。気付いたら応援していて、気付いたらここまで連れてこられた。日向坂46の未来が待ち遠しいです。

 

 

 

こうして、唯一無二のデビューカウントダウンライブは大団円のまま幕を下ろしました。

 

 

 

 

 

日向坂46『デビューカウントダウンライブ!!』

2019年3月5日 セットリスト

 

けやき坂46 LAST LIVE】

VTR① (ひらがなけやき結成)

Overture (けやき坂46)

M1.ひらがなけやき

MC①

M2.誰よりも高く跳べ!

VTR② (ひらがなけやきの不遇時代)

M3.僕たちは付き合っている

MC②

M4.永遠の白線

VTR③ (長濱ねる漢字専任)

M5.それでも歩いてる

VTR④ (2期生加入)

ダンストラック

M6.おいでシャンプー (乃木坂46)

M7.イマニミテイロ

VTR⑤ (単独アルバム発売決定、人気拡大)

M8.ひらがなで恋したい

M9.半分の記憶

M10.期待していない自分

M11.ハッピーオーラ

VTR⑥ (シングルデビュー、そして改名)

【日向坂46 FIRST LIVE】

Overture (日向坂46)

M12.キュン (新曲)

MC③

M13.ときめき草 (新曲)

M14.耳に落ちる涙 (新曲)

M15.沈黙が愛なら (新曲)

M16.Footsteps (新曲)

MC④

M17.君に話しておきたいこと

M18.抱きしめてやる

M19.JOYFUL LOVE

MC⑤

M20.日向坂 (新曲)

- アンコール -

MC⑥

EN1.キュン (2回目)

EN2.NO WAR in the future

EN3.約束の卵

 

 

前半けやき坂46 LAST LIVE」はドキュメンタリーに徹していて、曲が終わるやいなやVTRが挿入されるので、盛り上がり続けるというよりはじっくりとひらがなけやきの歴史とその終わりを噛みしめている、という感覚でした。

そこからの後半「日向坂46 FIRST LIVE」はポップな新曲群が次々と打ち出されるので従来のひらがなけやきのライブ同様、休む間もなく盛り上がっているムードでした。

 

ひらがなけやきで始まり「日向坂」で終わるライブ本編、ライブそのものがストーリーとなっている演出、"ひらがなけやき"の歴史を辿りながら"ひらがなけやき"にけじめをつけて、"日向坂46"として心置きなくスタートを切る構成、新規も古参も平等に満足できる、こんな劇的でエモーショナルなライブは他の誰にも絶対にできないなと思います。

 

歴史の区切り、歴史の始まり、その瞬間に立ち会えたのは強運としか言いようがなく、引きあわせてくれた厳正なる抽選の神には頭が上がりません。今度飯でも奢るね。

 

 

 

 

最後のMCで、佐々木久美キャプテンが話していたことを思いだしました。

「空色って、一般的には青とか水色だと思うんですけど、実際には時間帯によっていろんな色に変わったりします」「私たちも、そんな風にいろんな色に染まれるグループになっていきたい」

自分たちの色っていったいなんだろう、と常に探し求めていたグループ。

"空色"という新しいチームカラーを賜って、導き出したその考え方は素敵だなと思います。

 

 

町をやさしく包み込む黒色も、

恵みの雨をもたらす灰色も、

人の別れに寄り添う茜色も、

溢れるほどの笑顔を映し出す青色も、

すべて実は"空色"で、日向坂はどんな色にもなれる気がします。

次はどんな色になろう?それを探す日向坂もまた輝いています。そんな日向坂46をこれからも応援していきたいです。

 

2018年は、齊藤京子の予言通りひらがなけやきの一年でした。

2019年は日向坂46の一年になる、そんな予感をさせるライブだったと思います。

日々全身全霊を賭して悲願のデビューを勝ち取った彼女たち。次は僕らをどこまで連れて行ってくれるんだろう?という期待で胸がいっぱいです。

 

 

 

ひらがなけやきという名前はこれで区切りになりますが、終わりではない、と僕は勝手に思っています。「ひらがなけやき」は形を変えながら、色を変えながら、これからも続いていく、そんな気がします。

僕らはそれを新たに「日向坂46」と呼ぶことにしたい‪──そう言わせてください。

 

 

 

 長々と長文をお読みいただきありがとうございました。犬でした。

 

 

 

 

 

 

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最後に、

先日、欅坂46の長濱ねるが卒業を発表されました。

ひらがなけやきの原始。すべては彼女から始まりました。

活動期間は3年半。まだ20歳。早すぎるようにも感じます。

けれども、五島列島というのどかな地で育ち、アイドルに憧れ、特例で加入し、ひらがなけやきとしてスタートし、兼任で多忙すぎる日々を送り、選んで逆風に立ち向かってきた彼女。

時に謂れのない中傷を受け、望まぬ逆風にも耐えながらも欅とけやきを守り続けてきた彼女。

そんな彼女が過ごした3年半は、ただの3年半でなく、計り知れないほど摩耗し疲弊してきた3年半だったと思います。

 

グループとして、彼女を失うということはあまりにも大きな痛手かと思われます。正直、いまだに実感がなく、割り切れないです。けれども、彼女がグループに残してくれた功績や遺産はとてつもなく大きく、事実、彼女が作ってくれたひらがなけやきは、これから新しい名前で新しい空に大きく羽ばたこうとしている。日向坂46には、確かに長濱ねるの血が流れています。

 

そんなひらがなけやきの、日向坂46の晴れ晴れしい出発を見届けて、まるでひとつの役目を果たしたかのように、彼女は欅坂46からの卒業を発表しました。それは彼女なりの親心なのでしょう。

 

敷かれたレールの上を歩む人生を拒み、自ら選んだ選択肢がアイドルという職業。そして今、彼女は大好きなグループを離れてまで、また自ら選んだ道を歩む決心を固めたわけです。理由こそは現時点でわかりませんが、何であれ陰ながら応援していけたらなと思います。

 

卒業後は、またどこか違う町で、違う風に吹かれながら、自分のための時間を噛みしめながら、空の向こうで輝き続ける仲間のことを時々思い遣ってくれたら嬉しいです。

 

 

末筆ながら、井口眞緒の素敵な台詞をお借りして、心より感謝申し上げたいと思います。

 

 

ひらがなけやきを作ってくれてありがとう」

 

 

 

「ひらがなけやき」の思い出を語るだけの長文です

個人的な思いの丈を率直に、長文にして書き連ねます。今日はそんな日、今日はそんな犬です。

 

 

 

僕が初めて「欅坂46」の握手会に参加したのは3rdシングル「二人セゾン」のときでした。

 

全握券たった2枚を引っ提げて、尾関・長沢レーンと平手・米谷レーンに並んで握手してもらいました。特にメモも取ってないけど、どんな会話の内容だったか、よく覚えています。

 

思い返すと、漢字ペアレーンが行列を成す一方で、その隣のひらがなペアレーンは閑古鳥10万羽鳴いてるのかというぐらいすっからかんの閑散としていて、圧倒的すぎる人気と知名度の差に、当時の僕は見ていて率直に残酷で可哀想な気持ちになりました。

 

しかし、その頃の自分は欅坂を追っかけ始めたばかりで、まだ「ひらがなけやき」に目を向ける余裕もなかったですし、ましてや曲数も露出も少なく、垢抜ける前のひらがなけやきに魅力を感じることは当時としてはまったくありえませんでした。

 

今にしてみれば、もっと早くからその魅力に気付いてあげられてたら…とは思いますが、その魅力を思いのままに人前にお披露目できる場も、当時の彼女らにはほとんどなかったのも事実です。

 

 

 

 

欅坂46」に魅了されてしばらくが経ち、自分にとってある転機が訪れます。第一の転機です。それは2017年5月31日。ひらがなけやき全国ツアーZepp Namba公演。そのライブビューイングをZepp Nagoyaで観賞した日です。

 

 

不協和音あたりからちょっとずつ垢抜けてきて可愛くなったなと思い始めてきたひらがなけやきのライブビューイングがわりと安値でそれも近場で見られるということで、ライブに行きたがっていた僕はしっかり応募していました。

 

 

そこで、今日に至るまで伝聞のみで語り継がれてきた、知る人ぞ知る影山優佳センターの「世界には愛しかない」を目の当たりにするのです。

 

 

あくまでこの曲は漢字欅のカバー、なのにここまで自分のカラーにこの曲を染めあげてみせてる、新しい解釈で歌いあげてみせてる…ひらがなのカバーにまさかこんなにも心を揺さぶられるなんて…と、影ちゃんのポテンシャルの高さに驚いて、こんな子がひらがなけやきにいるんだなとようやく「気付いた」のです。

 

ですが、まだ当時は「気付いた」の範疇でしかなく、僕の中でふつふつと微熱を帯びてきている程度で、欅坂46一強であることに変わりはありませんでした。

 

 

 

 

第二の転機は、欅坂46全国ツアー2017「真っ白なものは汚したくなる」名古屋公演2days(8月16・17日)に参戦したときのことです。そこで僕は心が折れるような、大袈裟でなく絶望に近いような、そんな光景に立ち会ってしまいました。その日から、僕の心は欅坂46と一緒に"浮き沈み"するようになりました。

 

そんな出来事があったあとにひらがなけやきはというと、2期生が加入し、初めての単独主演ドラマ「Re:Mind」がスタートし、「欅って、書けない?」にしばしば登場するようになって、注目すべき出来事やメディアへの露出が徐々に増え始めていきました。運営が力を入れ始めているんだなと目に見えてきた頃でした。

 

 

一方で、欅坂46は「風に吹かれても」で全ツ以降のどこか重たくて躁鬱とした空気を振り払って華々しくリスタート…と行きたい、行ってほしかったところでしたが、MV公開時のインパクトをその後のTV番組でのパフォーマンス披露で超えてくれることはほとんどなく(唯一「欅坂46SHOW」だけが救いだった)、年末に至るまで心配事は増すばかりで、どうしてこうも上手くいかないんだろうと、もどかしく思う日々でした。

 

 

 

 

そしていよいよ第三の転機が訪れます。それは2018年2月1日。ひらがなけやきのみによる日本武道館3days公演の千秋楽に参戦した日です。

ご存知の通り、そもそもこの単独ライブはひらがな1day漢字2daysによる3日間構成であって、それが漢字欅センター平手友梨奈の負傷により、ひらがなけやきに3日間すべて託されたわけです。

 

僕としては、最初は両方行くつもりで応募していました。結果として最終日のみが当たりました。この夏の全ツ以来の単独ライブとなるこの武道館公演で、本気の欅坂46をもう一度見せつけてくれと願っての応募でしたが、それが叶わなかったのは残念ですし、たとえ不完全でもいいから挑戦して欲しかったという思いもあって、個人的には怪我のことよりもその部分にショックを受けたというのが正直な当時の感情です。

 

 

大好きなアイドルの、歯車がまったく噛み合ってない状況を半年間見守り続け、心労を重ねて疲弊し、気付いたら失意の底にいた自分に、希望を与えてくれたのはあの日のひらがなけやきでした。

 

「単独デビューアルバム発売決定!」一緒に歓喜したのをよく覚えています。そのあとのダブルアンコールの「誰よりも高く跳べ!」は、盛り上がりすぎてもはや記憶が飛んでしまったほどです。

 

 

 

気付いたら、僕の心の"安定"はひらがなけやきあってのものになっていました。

 

それは、決して漢字欅を好きじゃなくなったとか、そういうことでなく、漢字欅に求めていたことの一部をひらがなけやきに求めるようにしたら、心に活力が帯びるようになってきたということです。

 

 

 

そして、単独冠番組「ひらがな推し」スタート、舞台「あゆみ」、1stアルバム「走り出す瞬間」発売、アルバムを引っ提げた全国ツアー、フェスにも精力的に参加し、ひらがなくりすます3daysも成功させ、ひらがなけやきの快進撃は続き、

 

それだけ実力を付けて人気を勝ち取ってもまだ、彼女たちは「シングルデビュー」していない"奇妙"なグループでした。

 

 

 

 

時は流れ・・・

 

 

 

 

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2019年2月11日。件のSHOWROOMで「3年間は長かった」と佐々木美玲は正直に吐露してくれました。

そりゃ長いよ、3年は。

10代の3年は、耐え忍ぶにはあまりにも長い、長すぎた。

 

報われるのも遅すぎた。でも、地道な努力が報われるんだということを証明できた。よかった、本当によかった。本当におめでとう。

 

 

 

来たる3月27日。彼女らはついに大願成就となる単独シングルデビューを果たします。

 

 

 

そう、

「日向坂46」として‪──。

 

 

 

 

改名はどんなニュースよりも衝撃的でした。

彼女らはこれから大きくなってもずっと「ひらがな」なんだと、勝手に思い込んでた自分がいました。

 

「改名?ひらがなけやきという名前がいいんだろ!」と信じて疑わなかった自分でしたが、メンバーが画面の向こうで大いに喜んでるのを見て、そこでようやく気付かされました。

 

 

ひらがなけやきって、何?」

「欅坂とどう違うの?」

「欅坂には漢字の欅坂とひらがなのけやき坂があって…」

 

 

もう、悩まなくて済むんだな、と。

存在意義を疑わなくて済むんだな、と。

 

ひらがなけやき」と呼ばなくなるのも呼ばれなくなるのもあまりにも寂しい、しばらくは"間違えて"呼んじゃうかもしれない。あんなに独立を期待していたのに、いざ名前まで変わって完全に分離するとなると、なんだか妙に寂しい。本当に勝手な自分だなと思っています。

 

 

しばらくはお互い慣れないかもしれないけど、慣れるように頑張ります。たぶんメンバーも戸惑ってるよね。慣れないけど、「日向」というのが彼女らのイメージにピッタリで本当にいい名前だと思います。「ひらがな」の語感を残してるのもいいですし、よく考えたな、ちょうどいい坂があったもんだなと思います(実在するのは「ひゅうがざか」らしいけど)。

 

 

名前が変わっても「ひらがなけやき」「ひらがなで恋したい」は歌い続けてほしいし、「永遠の白線」でひらがなを宙に描いてほしいし、日向坂46がひらがなけやきだったことを証明する作品のすべては、そのままの姿で後世に受け継いでほしいなと思ってます。あと推しタオルもひらがな表記であり続けてほしいです。

 

 

 

 

そして、これは僕個人の盛大なわがままですが、日向坂46の記念すべき1stシングルのセンターはひらがなけやき1期生の中から選ばれてほしいなと思っています。

 

ひらがなけやきの1期生が辛酸を舐めて苦杯を喫して来ながらも誰一人として欠けず、謙虚に努力し続けてきたからこその今があると思うので、その真の報いという意味で、1期生の誰かに1stシングルのセンターを飾ってほしいのです。

 

もちろん、誰が選ばれても喜ばしいことですが、もしもそれが叶ってくれたらとても嬉しい、そんな願いです。

 

 

 

 

日向坂46、これから応援していきます。2つのアイドルグループを追っかけて行くのは金銭的にスケジュール的に修羅の道の予感がしますが、浮いたり沈んだり傷ついたり休んだりしながらも、まだまだ坂を駆け上がろうとする2組の姿を、遠からず近からず応援したいです、できる限り。

 

でも、今年の欅共和国に、日向坂はいないだろうな。

 

だけど、またどこかで共演できるお祭りのようなイベントがあったら、勤労の義務をかなぐり捨ててでも行きたいです。

 

 

 

重ね重ね、ひらがなけやき改め日向坂46、単独シングルデビューおめでとうございます!!㊗️

 

 

 

例によって長文すぎる長文を書いてしまいました。

こんな記事を見つけて1行でも読んでくださってありがとうございます。

 

 

それでは次回はデビューカウントダウンライブの感想でお会いしましょう!(最悪なフラグの立て方)

 

 

 

 

 

 

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あのとき、

メンバーが脱退してたとしたら?

現状打破を諦めてしまったとしたら?

信じることを諦めてしまったとしたら?

運営がひらがなを諦めてしまったとしたら?

ひらがながアイドルを諦めてしまったとしたら?

 

 

心折れることもあっただろうけど、信じて努力と礼節と笑顔を欠かさずに、人々の想像を遥かに超える力でもって己の運命を覆してみせた、ひらがなけやき

 

 

 

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「天命反転」とはそういうことだったのかなと、改めて思った今日でした。

 

 

 

 

君に話しておきたい「ひらがなくりすます2018」のこと

高校1年生の犬です!

 

本当は成人男性です。

 

 

「ひらがなクリスマス2018」12/11初日の公演に行ってまいりました。

あの伝説の2月1日公演(最終日)を見に来て以来の日本武道館です。

2018年が武道館に始まり、武道館で終わるだなんて、ほんの1年前に想像さえしていませんでした。

 

 

思えばひらがなけやきが武道館3daysを託されたとき、当のメンバーは

 

「私たちにできるわけがない」

「漢字さんの前で1日やるのが精一杯なのに」

「みんな漢字さんを見に来たいのに、ひらがなが3日間もやって、お客さんが来てくれるわけがない」

 

と、計り知れないほどのネガティブな感情と不安な思いに苛まれ、さらには本番までの練習時間も決して多くは用意されておらず、当日まで自信など身体のどこにも湧いてこないような、そんな追い込まれた状態でした。

 

しかし、その怒涛の3日間を経て、ひらがなけやきは急成長。それからの躍進は説明するまでもありません。

 

そして先日、SHOWROOMでこのイベントを発表してくれたとき、あのときとは打って変わった自信に満ち溢れた表情でこう言ってくれました。

 

「絶対に楽しいライブになるので、是非見に来てください!」

 

本当に逞ましく、頼もしくなったな…と思いました(上から目線ですけど)。

 

そんなひらがなけやきが、たくさんの場数を踏み乗り越えてきた激動の2018年を締めくくる、最高のライブオンステージを見せつけてくれることを期待し、九段下の坂を上り、田安門を抜け、抑えきれぬ高揚感を胸に、いざ「ひらがなくりすます」へ出陣‪──。

 

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12/11(火) セットリスト

Overture 

VTR①(柿崎芽実

M1.ハッピーオーラ 
M2.ひらがなけやき 

ダンストラック(メンバー)

M3.僕たちは付き合っている 

MC① 

VTR②(丹生明里

M4.割れないシャボン玉
M5.夏色のミュール 
M6.男友達だから 
M7.わずかな光 
M8.未熟な怒り 
M9.ノックをするな!
M10.こんな整列を誰がさせるのか?

VTR③(小坂菜緒

M11.君に話しておきたいこと(新曲) 
M12.100年待てば 
M13.JOYFUL LOVE(新曲)

MC② 

ダンストラック(ダンサー)

M14.期待していない自分 
M15.半分の記憶 

ロダンス(1期生)

M16.誰よりも高く跳べ! 
M17.NO WAR in the future

M18.ひらがなで恋したい 

【アンコール】

EN1.最前列へ

EN2.永遠の白線 

MC③ 

EN3.車輪が軋むように君が泣く

 

 

早速Overtureの時点で気付いてしまったんですが、自分の座席が1階席最後列だったため、立ち上がると2階席の庇が視界を妨害してステージ上段のスクリーンが全然見えませんでした。罠でした。

 

 

VTR①

罠にはまった自分をよそに、最初はクリスマス特製VTRが流れます。柿崎芽実ちゃんが「王子様来ないかな~なーんて…」とつぶやきながら、クリスマスプレゼントを抱きしめてベッドに横たわり、眠りに落ちてしまいます。

 

目を開けるとそこは日本武道館のステージ上。ベッドの周りには、クリスマスプレゼントボックスから飛び出してきた、白いふわふわ衣装を身にまとったひらがなけやきのメンバーが。もうすぐ会場がハッピーオーラに包まれる‪──そんな予感、いや、もはやすでに確信していました。

 

 

M1.ハッピーオーラ

最新曲。発表当時はなんだかんだ苦言を呈していたこの曲も、ライブでは格好の盛り上げソング。1曲目から会場が温まりだします。

 

 

M2.ひらがなけやき

驚きました。なんと1期生と2期生による混合パフォーマンスにアレンジされていました。垣根がなくなり、「ひらがなけやき」という曲を「ひらがなけやき」全員で歌い踊ることが初めてできた今日この日は、それだけで"特別"な日になったといっても過言ではないでしょう。

 

「これからよろしく ひらがなのように 素直な気持ちでありのまま」という歌とともにスクリーンに映し出された1本の芽は、大きな欅の木となり、そしてクリスマスツリーへと様変わりしました。

 

 

ダンストラック(メンバー)

3人ずつ出てきてそれぞれがキャラクターに合ったパフォーマンスで盛り上げます。

高瀬愛奈高本彩花・金村美玖の3人はぶりっこ可愛さ満点ダンス、濱岸ひより・佐々木久美・宮田愛萌の3人は優雅なバレエダンス、齊藤京子東村芽依・潮紗理菜の3人はキレキレダンスで会場を沸かせます。

最後に松田好花ちゃんが圧巻のソロバレエダンスをステージ最上段で披露し、歓声が上がりました。

 

 

M3.僕たちは付き合っている

また驚きました。前の曲からの流れで、なんとこの曲も混合パフォ、しかも柿崎芽実・松田好花のダブルセンター。芽実ちゃんが彼女、好花ちゃんが彼氏役。泣いてる芽実推し好花推しの人もいたかもしれません。

もしかしてこのアレンジも聖夜だけのスペシャルアレンジになるかもですよね。

 

 

MC①

佐々木久美キャプテンのMCの中で昨日行われた韓国MAMAの件が触れられました。新人賞受賞の報告にファンから温かい拍手が。ひらがなけやきの自己紹介も韓国語で特別にやりまーす!ということで、ひらがなけやき坂46イムニダしてくれました。

 

 

VTR②

丹生明里ちゃんが演じるムービー。クリスマスを楽しみながら、過ぎ去った夏に思いを馳せている展開に、あの曲が来るのかと期待しました。

 

 

M4.割れないシャボン玉

全然あの曲ではありませんでした。この曲ではトナカイのソリ(そりっこ)に乗ってアリーナを移動し、最終的に西側・中央・東側に設置されていたリフターにメンバーが移動しました。リフターは昇降しませんでしたが、高所恐怖症の東側の宮田愛萌ちゃんは笑顔を振りまきながらもまったく足が動いてませんでした。そりゃそうよね。

 

 

M5.夏色のミュール

この曲もリフターに乗って3人が登場。今度は1階席に届くぐらいの高さまでリフターが競り上がりスタンドは歓喜の渦に。しかし西側の高所恐怖症高瀬愛奈ふぃはやはり全然足が動かず、そりゃ怖いだろうなと思いつつも、実際相当高いのでこっちにも怖さが伝染してくるほどでした。

中央の東村芽依ちゃんは終始笑顔で足もちょこまか動かしていました。東側の井口眞緒はラスサビでダンスか歌か何か間違えたのか大慌てする顔をスクリーンにばっちり抜かれてて笑いました。

 

 

M6.男友達だから

としちゃんこと加藤史帆のソロ曲ということで会場が青×青のペンライトに染まって綺麗でした。かなり歌上手くなってると思いました。

 

 

M7.わずかな光

みーぱんこと佐々木美玲のソロ曲ということで会場が赤×水色のペンライトに染まって…とはなっていませんでした。かとしのときとは正反対ですごくバラバラで、なんとか揃えてあげたかったなと申し訳なく思いました。みーぱんもかなり歌上手くなってました。

 

 

M8.未熟な怒り

この曲のサビの振付はシンプルなんだけど力強くてカッコいいなと思います。小坂菜緒ちゃんの凛とした表情、いつ何時でも絵になります。

 

 

この曲が終わると舞台が暗転、そして一筋のライトがステージ中央の階段を照らします。

 

そこには髪を振り乱し、鋭い眼光で睨み付ける富田鈴花の姿が。空気が一変、エッジの利いたトラックに乗せて攻撃的なライムをたたみかける鈴花 a.k.a. パリピ、レペゼンひらがなけやきのドープでディープなソロオンステージの幕開けだ!!

 

ひらがな推しでは真面目キャラがすっかり板についてきたパリピ。普段とのギャップの高低差に思わずときめいたオーディエンスもいたのではないのでしょうか。あれ、なんか逆な気が…

 

 

M9.ノックをするな!

コ・コ・コ この曲のラスサビでとしちゃんがフリか何かを間違えていて、メ・メ・メ 珍しいなと思ってたら、最後ハケていくときも フ・フ・フ フラフラで大丈夫かなと心配になりました。

 

 

M10.こんな整列を誰がさせるのか?

攻撃的な曲が続いて会場をヒートアップさせてくれます。よく言ってるんですが頭サビ高本彩花の「付き合いきれないよーーーーーー」が好きです。

この曲の最後の決めのポーズで、としちゃんの曲げた膝が遠目から見てもガクガクだったので、明らかに前の曲から何かあったんだと確信してしまいました。

 

 

VTR③

小坂菜緒ちゃん出演ムービー。可愛すぎたので観客が卒倒、絶命、昇天、キャパの30%が空席になりました。

 

 

M11.君に話しておきたいこと(新曲)

CoCo壱コラボで話題の新曲をついに初披露。センターは小坂菜緒ちゃん。小さなマントのようなヒラヒラ(ケープというらしい)がついた、チェック柄が可愛い衣装でした。振付はサビしか記憶になく、どちらかといえば歌に重点が置かれていて簡素でした。でもいい曲。

この曲ではついにとしちゃん不在でした。やはり何かあったんだ…。曲終わりの周りでは「としちゃーん!!」と叫ぶ悲壮な声も…。

 

 

M12.100年待てば

入口でジェット風船が配られて「おいおいこんなのどこで使うんだよ~~~!」と思ってたらついに出番が来ました。

スクリーンの雪だるま坊やの合図でサビでボファ~~~~~~!!!そこに広がる色鮮やかな絶景に思わず涙腺も…になると思ったら、2階席の庇のせいで視界が激狭で、想像してた光景は目の前に広がりませんでした。。

 

しかしこの曲も、前回の武道館では1期生のみのパフォでしたが、今回は1期2期混同。これで3曲混合になったことで2期生の出番が増えたのがよかったです。

 

そしてこの曲でとしちゃんが何事もなかったように復帰。笑顔の全力パフォーマンスを見せつけていて、一気に安堵しました。流石最強の女…。

 

 

M13.JOYFUL LOVE(新曲)

リリース前ながら名曲と名高いこの曲がついに初披露。センターは小坂菜緒ちゃん。フルで見るとミディアムテンポながらダンスもけっこう細かく大きくよく動く振付で、なかなかいいなと思いました。クリエイトボーイいけるやん。

 

ところで、どうもこの曲でペンライトの色をブロックごとに分けようという動きがあったらしく、ただ僕はそのことをまったく知らなくて、全然関係ない色を点けてしまいました。最終日にはオタクが奇跡の団結力を見せつけて綺麗にブロックごとに分かれた虹色になったという話を聞き、もしそこに居合わせていたら100%泣いてる自信があります。嗚呼そこに居合わせたかった……。

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(photo by 上山陽介氏)

 

MC②

「これから後半戦に入りますけど、まだまだ盛り上がれますか~~~!?」的なMCで盛り上げにかかる久美キャプテン。まだここまで終わって前半だったの!?と思わずビックリ。

 

 

M14.期待していない自分

昨日韓国MAMAでも披露し、ますます研ぎ澄まされたひらがなけやきの"代表曲"。締めで「ヒ」を天高く掲げるところで思わず僕も「ヒ」を掲げてしまいますし、周りに掲げている人がいると安心します。

 

 

M15.半分の記憶

スクリーンに映し出されるメンバーの表情はどれもシリアス、その中でも小坂菜緒ちゃんの様々な角度の表情に帯びている独特の"哀愁"は、どうしてこうも人の心を引きこむ魅力があるのか。言葉では語れない、理屈では説明できない、本当にいつ見ても年齢とイメージが合致しない、末恐ろしい子…。

 

 

M16.誰よりも高く跳べ!

M17.NO WAR in the future

M18.ひらがなで恋したい

この3曲の畳みかけがすごかった。盛り上がるブチ上がることは言わずもがな。誰跳べで踊り狂い、NO WARで叫び倒し、がな恋で多幸感に包まれながら終われる、これじゃなきゃ終われない、無敵の構成です。

 

 

ラストの曲を終えて、プレゼントボックスの中に次々とメンバーが戻っていきます。箱は消え去って、ステージ上段にはベッドで寝静まる芽実ちゃんだけが残されます。

楽しい時間はすべて芽実ちゃんの夢の中で起きた出来事でした。

夢のような時間を過ごしたオタクどもに向けて、最後は芽実ちゃんが渾身のウィンクを決めて、大歓声のフィナーレとなりました‪──。

 

 

 

大満足の本編をこれにて終了。

 

 

 

ところでアンコールがはじまったものの、コールが死ぬほど揃ってませんでした。まずは「けやき坂」「46」を揃えなさい。そこが大きな声で揃わないとリズムが取れないだろ。「ひらがな」を言うのは20人くらいでいい。これは次回までに修正しておくこと!わかったか!!

 

 

 

 

EN1.最前列へ

サビで指を差す振付で、3人ぐらいカメラに抜かれるんですけど、そのときのみんなの表情がよかった。特にパリピがよかった。

 

 

EN2.永遠の白線

僕がけやき坂で一番振付が好きな曲です。「ひ」「ら」「が」「な」を1文字ずつ書く振付を一緒にできてよかったです。

 

 

MC③

「なんと今日、来てくれてます!」ということで3期生の上村ひなのちゃんが登場。

ひらがな1期2期メンバーと3期生・上村ひなのちゃんとの初対面の様子を収めたVTRが流されました。

 

会議室の扉の前で不安と緊張で今にも泣きそうな表情のひなのちゃん。室内で何やら企んだ様子で待ち構えるメンバー。

 

促されて入室、メンバーの前で震える声で挨拶するひなのちゃん。久美キャプテンの「私たちも挨拶するから前出て」の声でゾロゾロと動き出すメンバー。

 

しかし「早く動いて!」「待ってるから!」などといったキャプテンの怒号が空気を凍らす。最前列で着席していた井口は耳にイヤホンをつけていて動きが遅れて叱られた。「ごめん、いまちょうどいいとこだったから…」とむちゃくちゃな言い訳。

 

ここでとしちゃんが久美ちゃんを小突きだす。しかし見るからにニヤニヤがこぼれていて、さすがにひなのちゃんも気付き、笑いをこらえる。

 

「わーーーー!」とくんずほぐれつになり、出川哲郎よろしく誰か脱ぎだすのかと思ったがさすがにそんなことはなく、電灯が消えて真っ暗に。再び点いた瞬間、”選ばれし者”のタスキをつけたひなのちゃんが。ひらがなけやきへようこそーーー!」クラッカーをみんなで鳴らし笑顔でネタばらし。

 

「怖かった?」うなずくひなのちゃん。「実際は喧嘩もないハッピーなグループだから安心してね」久美ちゃんがフォローする。

 

「実はもうキャッチフレーズがあるんだよね」とスタッフ。求められたひなのちゃんはみんなの前で「いつでもどこでも変化球、ひなのなの♪」を披露。「かわいい~~~!」の黄色い歓声。たちまち巻き起こるアンコール。それに応えて二度目のキャッチフレーズ。再び黄色い歓声。

 

「なんでも聞いてね?」とやさしく諭す聖母は潮紗理菜ちゃん。「(クラッカーのごみを)記念に持ち帰ります…」とひなのちゃん。「これも持って帰ってくれる~~~?」と紙テープのごみを差し出すキャプテン。笑いに包まれる。

 

最後に記念撮影。としちゃんがひなのちゃんを触りすぎて怒られる。懲りずに「かわいいね~~」と愛でると「みんなに可愛いって言って~~~!(泣)」と美穂ちゃんが嫉妬。爆笑のオチでVTRは終わりました。

 

ほんとこれいつかYouTubeでも初回限定盤でもNetflixでもなんでもいいから何かしらの形で世に出回ってほしい。みんなに見てほしい。

 

 

VTRが終わり、ひなのちゃんが久美ちゃんに抱負を振られました。

「ここにいる皆さんの心を動かせるような、アイドルになりたいです」

大歓声に包まれて、お役御免となりました。頑張ってほしい。

 

 

 

最後は「皆さんも一緒に歌ってほしいです」とあの曲です。

 

 

EN3.車輪が軋むように君が泣く

みんなよく声出てる。こんなにキー高いのに。こんなにキー高いけど、大声で歌いたい。音が外れてもいいから。そんな思いで歌いました。アンコールのラストに相応しい、まさに有終の美。まさに大団円。本当にいい曲。本当にありがとうございました。

 

 

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齊藤京子のブログより)

 

 

 

かくして、ひらがなくりすます2018in日本武道館初日公演を終えました。

 

 

 

所感として、座席運悪く視界の狭いところに来てしまったので、スクリーンが見づらく見逃してしまった表情などがたくさんあるだろうなということが悔やまれます。

 

 

それと、初日のせいか何のせいか「ひらがなけやき」「100年待てば」「わずかな光」「夏色のミュール」といったところのペンライトカラーが全然揃っていませんでした。「JOYFUL LOVE」はまあしょうがない。

 

 

もうひとつ、セトリを3日間に分散していたので、見たかったのに見れなかった曲がいろいろありました。いまだに「線香花火が消えるまで」をこの目で生で見れたことがありません。ただ、分散することで3日間のどのセトリにも希少価値が付加されていたかなとは思います。

 

 

前日に韓国入りしていたという大変なスケジュールの中で、初日からアクセル全開で行けてたというのは、この1年場数を踏んだ成果があったからこそではないでしょうか。

 

また、2日目、3日目に行けていればまた違った感動や発見があったと思いますが、何も情報がない状態でライブを見るというのもいいなと思いました。

 

 

 

今回、印象に残ったメンバーが2人いまして、ひとりが富田鈴花a.k.a.パリピ。今回いつにも増して攻撃的なラップを披露したことで、完全に武道館の空気を根こそぎ自分のものにしてしまったあの姿、世にいろんなアイドルいる中で、彼女にしか出せない唯一無二の特色ではないでしょうか。ライブを構成する上で「富田鈴花」という名前の”演出"手段がある、ひらがなけやきにとって強力な武器だなと思います。

 

 

もうひとりが加藤史帆。一回明らかにフラフラになりながらも1曲踊りきり、そのあと1曲だけ休んでその後笑顔で復帰してきたあの鋼のアイドル根性、称えざるをえません。人によってはすぐ「運営の体調管理が~」とか言い出しかねませんが、まずはそのプロ意識を称えてあげるべきだと思います。

 

 

 

ちなみに今回、ライブ行ったら必ずといっていいほど泣いている僕も、今回は泣いていません。エライ。

きっと、このライブが"分岐点"でもなんでもなく"通過点"に過ぎないんだと、どこかで解釈していたからなのかもしれません。

 

 

そして皆さん、覚えていますでしょうか。

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2018年2月3日の齊藤京子のブログの一文です。

あのとき高らかに宣言してくれたあの誓いの言葉は、幻ではなく確かに現実になったんだと、2018年を振り返ってみた今、心からそう思えます。

 

きっと、来年はさらに僕らの想像を超えてくれることでしょう。

 

 

 

 

 

 

ところで、このひらがなくりすます3日間で披露されていない曲があります。

 

「イマニミテイロ」

 

前回の武道館3daysを迎えるにあたって、当時の彼女らの心情に近いものをリアルタイムに描いた曲でした。

この曲が最後に披露されたのは、走り出す瞬間ツアーの千秋楽です。

 

今となっては、この曲は今のひらがなけやきにそぐわなくなっているのかもしれません。

 

何故なら、彼女たちはもう「小心者」でもなければ「臆病者」でもないから。

 

人の心を突き動かすことができる、立派なアイドルだから。

 

 

次、この曲を歌う機会があるとしたら……

 

 

そのときは、"約束"が叶ったあの場所で歌う…なんてこともあるかもしれないですね。

 

 

 

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長々とお読みいただきありがとうございました。

 

それじゃ!パリピース✌︎('ω')✌︎

ひらがな推し「大喜利大会」観ましたか?

僕は観ました!

犬です。

大喜利と聞いて黙っていられない犬です。


まさかがな推しが始まって4ヶ月、こんな早々にアイドルの「大喜利大会」なんてチャレンジ企画が行われるなんて思いもよりませんでした。


バラエティ方面の才能を伸ばしてあげたい制作サイドさんの期待が垣間見える回だったと思います。


そんな「ひらがな大喜利大会」の個人的好きな解答をいくつかチョイスしていきたいと思います。

 

 

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第1問にふさわしいめちゃくちゃ王道で考えやすいお題です。

 

 

全員井口眞緒 (井口眞緒)


番組最初にクリティカルヒットした解答でした。

渾身の自虐ネタなんですが「確かに」と思わず笑ってしまうのは井口が醸し出す空気があってこそ。井口にしか出せない解答。井口の勝利ですね。

 

 

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このお題ではありませんでした。ごめんなさい。

 

 

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結構難しいお題かなと思いましたが、キャプテン佐々木久美がめちゃくちゃハマってました。

 

 

公民館ツアーをした (佐々木久美)


おじいちゃんから連想して公民館というワードを引き出せたのはファインプレー!そこでツアーをするんだからそりゃ増えるわなと合点もいくし、笑えるし、という秀逸な解答。

 

 

巣鴨にファンショップができた (佐々木久美)


これもおじいちゃんから連想して巣鴨というワードを思いついたことが優秀ですよね。

 

 

番外編

今度いっしょに、ゆっくり朝のお散歩行きましょうね♡ (宮田愛萌)


この子はこっち方面の才能がすごい、すごすぎる。

 

 

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これは考えるのが楽しそうな良いお題。東村芽依という人選がいいですよね。事実、沢山の秀逸な解答がありました!

 

 

爆発する (高瀬愛奈)


これはもう早いもの勝ちみたいな解答。シンプルだけど、想像したら笑える典型。

 

 

皮がはがれて中から高本が出てくる (高瀬愛奈)


まなふぃの異端な想像力の光る秀逸な解答。すごく大喜利っぽくて大好きです。

 

 

収録がまく (松田好花)


とにかく打率が高かった好花ちゃんのこの日のベストアンサーだと僕は思います。芽依ちゃんのスイッチのおかげで逆に収録の流れがよくなるという、発想の飛ばし方が秀逸。

 

 

くすぐったい~と言って笑う (金村美玖)


不在だった美玖ちゃんが残した爪痕のような解答。

ボタン押したらどうなるんだろう…ドキドキ

いや、それだけかい!ズコ- `Д´)/

と、大喜利解答5巡目ぐらいで裏切ってくる感じ。すごくいい。

 

 

まつげが伸びて飛んでいく (濱岸ひより)


これはある意味この日一番面白かった解答。

IPPONグランプリでいうホリケンワールド。


ひよたんがずっと答えられなくて、書いては消して、書いては消して、いったい何て書いてたの?とみんな気になってしょうがない中で、そこにあまりにもぶっ飛んだ発想の解答が出てきたので、爆発力がありました。

そんな前フリがあったので、普通に解答出すよりも松田好花チクリシステムの方がウケてた可能性高いですよね。

次回は積極的参加を期待したい…!

 

 

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これは激ムズなお題。既存の映画タイトルをもじる戦法でいかないとムズいですね。

 

 

東村主演「耳をすませば (佐々木久美)


うまい!の一言。うまいに尽きる。

 

 

春日、芸人やめるってよ (井口眞緒)


とにかく春日さんがスベり散らかしたあそこのタイミングでこれを出すというのが素晴らしい。この解答そのものが、春日さんが"振るわなかった"大喜利大会自体のオチになりました。

 

 


といった感じでしょうか!


番組全体では、井口、久美ちゃん、好花ちゃんの打率の高さが際立ちました。

まなふぃ(箇条書きシステム)、ひよたん(フライングまつげ)、芽実ちゃん(主食が土)などの磨けば光りそうな発想力を持った子もいましたね。

かとし、パリピが意外とここでは本領を発揮できてなかったので、後半戦に期待です!

 

 


と、ここで!


僕がもうひとつ書いておきたいことは「春日さんの大喜利」です。


先ほど"振るわなかった"と申し上げた春日さんの大喜利……冒頭で棒高跳び並みにハードルをブチ上げたはいいものの番組を通してあまりウケが取れず、苦心し、悶絶し、最後はスベり倒したところを井口の爆笑大喜利に救われる…という様子でしたが、


春日さんがこの"役割を担う"ということが大喜利初心者だらけのアイドル大喜利大会において重要でした。


春日さんの大喜利

大喜利は、芸人でも考えるのが難しい

・芸人でも、スベることがある

大喜利は難しいけど、芸人でもスベるし、怖がらずにチャレンジする

・時にアイドルでも、芸人よりウケを取れることがある


という空気を作ってくれましたね。

これのおかげで、けやきメンバーは初めての大喜利でもすごくやりやすかったと思います。


これが嫌味なく、嘘っぽくなくできる中堅芸人というのはそうはいないです。

挙げ句の果てにスベった春日さんをみんながイジっている。イジっても大丈夫な懐の深さと、とっつきやすいスキだらけなところ、改めて凄いなと感心させられました。


本当にマジでスベったのか、狙ってスベったのか、定かではありませんが、定かにさせないところが初回から"ガチ"で挑んできた春日さんのキャラクターの為せる技だなと思い込んでます。


個人的にはガチ大喜利プロ若林先生のガチお手本解答も見てみたいところです。

 

 


さて、次回オンエアも大喜利大会が続くわけですが、


個人的には、大喜利的な笑いのセンスを磨く企画は、定期的にチャレンジしていってほしいなと思います。

スベって当たり前の体当たり精神で何事も果敢に恐れず攻めていくところ、見たいですね。

僕らもその成長をなるべくいいとこだけ褒めそやしつつ、温かい目で見守りたいですね。

 

 


最後に、僕自身もちょっとだけお粗末ながら大喜利の解答を考えてみましたので、それを置き土産にお別れです。

 

 

 

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・ギャラに言いがかりをつけ始める

・桜の開花が早まる

・腰痛が治る

・土踏まずが土を踏めるようになる

・後頭部にもうひとつ隠しボタンが現れる

・押そうとすると突然振り返って「やめろ!!」と怒鳴る

・高本のポニーテールをむしり取ってヘラヘラ

・9回押してもなんにも起きないからアレ?と思って10回押したら「いいかげんにしろ!!」と怒鳴る

・ひらがな推しのスタジオを踏みつぶす

・泣かなくなるし、声も大きくなるし、たくさんしゃべれるようになるんだけど、目が死んでる

・「ハッピーオーラ…?なにそれ?」

 

 

 

ありがとうございました。

②欅共和国2018、盛夏の夜に僕らは吼えた

犬です。前回の続きです。

 

 

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(撮影:上山陽介氏)

 

 

欅共和国2018、とてもとても楽しんだ自覚はありました。

 


しかし実は公演が終わってから、僕はライブの余韻に浸ってどこか夢見心地で…というわけにはいかなくて、

 


ふと冷静になったときに、どうしても今日のライブで引っ掛かってしまう点、拭いきれない違和感、一抹のモヤモヤした思いを抱えていたわけです。抱えてしまったわけです。

 

 

 

 


その理由は3つあります。

 

 

 

 


1つ目は予想していなかった「ひらがなけやきの扱い」です。

 


去年こそ持ち曲も少なくて漢字欅と立場が圧倒的に違ったひらがなけやきでしたが、今年は持ち曲も増え、ライブ経験も重ね、現状漢字欅と双肩とは言わずとも、今なら同じステージに立てば遜色ないくらいに会場を沸かせられる力を持っていると思われる、ひらがなけやき

 


今年なら"共和国"の名のもとに、協力して強力なライブを2チームで作り上げてくれるんじゃないだろうか。

昨今、半ば独立の気配を漂わせるひらがなと漢字が入り混じってパフォーマンスをすれば、それはまさに「国境のない時代」ではないだろうか。

よってあの曲の披露は待ったなしであり、しばらくお互いのライブで姿を見ない「W-KEYAKIZAKAの詩」も、ここで満を持して披露してくれるんじゃないだろうか。

そう"勝手に"妄想して期待していたわけですが、

 


漢字とひらがなが切磋琢磨する共闘と共和のステージを期待していた自分にとっては、2018年7月の今にもなってあまりにも漢字メインすぎる今回のライブは「別に"欅共和国"じゃなくてよくない?」とも思えました。

 


結局、欅共和国2017と一緒のことをやったまでだよ、去年の世界観を踏襲したまでだよと、そう言われたらそうなんですが、これがたとえば全国ツアーの一公演のセトリなら、手放しで賞賛していたと思います。でもひらがなけやきに4曲しか出番を与えず、別れの挨拶すらさせてあげなかったその"おまけ"的扱いは、今このご時世にやってほしくなかった。

 


週刊プレイボーイのけやき坂ストーリーの連載で、去年の共和国の舞台裏で泣いたひらがなメンバーのことを思うと、やるせないです。

 


しかし、この共和国前後でなんとも気丈で明るいメッセージやブログが送られてくるのを見ると、本当に彼女らは一段強くなったなと思いました。少ない出番に身命を賭すその魂、傷ついてきた数だけ強くたくましく見えます。

 


欅坂もけやき坂も両方大好きですが、期待している分どうしても肩入れしてしまう自分がいるなとも感じてしまいました。

 


これが1つ目の理由です。

 

 

 

 


2つ目は「千秋楽のダブルアンコール」です。

 


僕自身、欅共和国2017とひらがな武道館でそれぞれ最終日に参加していて、ダブルアンコールの盛り上がりを享受している身ではありますが、最終日に必ずダブルアンコール用のパフォーマンスを"しっかり"準備している欅坂46のアンコールは、ちょっと予定調和が過ぎててあまり好ましくない状態になりつつあるなとも感じました。

 


個人的に、全国ツアーの千秋楽でダブルアンコールすることはあってもいいかなとは思います。ただ、こういう3days公演のライブで、1日だけ新曲を披露するような特別にもほどがあるダブルアンコールをそれもガッツリ準備して披露するのは何か違うなとも感じています。

 


ライブTシャツすら着ずに出てくるダブルアンコールって、どうなんだろう?

 


ダブルアンコールという特殊な状況を利用してもうひとつライブに演出を加えたい制作側の意図が垣間見えるのは、ダブルアンコールの旨味を知っちゃったんだなとも訝しんでしまいます。

 


こんだけ言っておいて、結局僕はその場で一緒になって元気にダブルアンコールを叫んだダブルスタンダードな人間なので、冷静になってから言うのは卑怯かもしれませんね。

 


これが2つ目の理由です。

 

 

 

 

 

 

3つ目はデリケートなところなんですが「センター平手友梨奈」です。

 


THE MUSIC DAY以降、本格的にステージに"復帰"している平手ですが、たしかにあのオンエアのガラスを割れ!のパフォーマンスはすごくて圧倒させられました。

 


"完全復活"

 


そんな声も聞こえてはきますが、

 


僕としては「これで"完全復活"だなんて、それは平手友梨奈を見くびりすぎてる」と思うわけです。

 


欅共和国2018では、エキセントリック、AM.1:27、ガラスを割れ!などやはりダーク寄りの楽曲はどれも曲の世界観に沿うような表現の鋭利さは段違いですし、ちょっとした儚げな表情や目の使い方など、さすがの表現力だなと感心する場面もありました。

 


一方で、セカアイも二人セゾンも風に吹かれてもでも、この曲の歌詞を表現するに必要不可欠な要素であるはずの"笑顔"は全然見受けられなくて、他メンバーが満面の笑みで踊っているのとの対比で、見てて時折辛くもなりました。

 

 

 

いろんな理由が推測されますけど、どれも推測の域に過ぎない。なのでこれも結局推測なのですが、

 

 

 

「自分の笑顔は必要ないと思っている」…これだとしたら、まだ本人が"気付く"余地があるから、救いがあるなと思います。

 


誰かが言ってました。「無理に作った笑顔に価値はない」と。

果たして、本当にそうでしょうか。。

 


たとえばひらがなけやき1期生は、不遇な立場と不明瞭な行く末に不安を覚える日々の中でも、ファンの前では精一杯の笑顔を"つくって"くれました。それは今もなお、多くの人に活力を与えていると思います。パフォーマンスを見てくれる人に向けた笑顔なら、そこに価値は必ず付随してくると思います。

 


ステージでもテレビでも、ほんの一瞬の平手の笑顔を見つけるだけで、多くのファンがこぞって喜びの声をあげている昨今です。

 


彼女の笑顔は、どんなに小さくても、人々に元気を与えるし、勇気も与えると思います。

 


Quick Japan vol.135のインタビューで「自分が孤独を感じていないと、同じような気持ちを抱えている十代の子に届けられない」と語っていました。

 


若くしてそう思える彼女もすごいなとも思いますが、、

 


彼女がいつか、自分の孤独が他人の孤独を救うときもあるし、一方で笑顔が孤独や絶望に苛まれる人に勇気を与えることもあるということにも"気付いてくれる"日が来るまで、もう少し時間がかかると思います。

 


そのとき、ようやく"完全復活"なのかなと、僕はひとりで勝手に思ってます。

 

 

 

(欲を言えば、彼女が再び握手会にも出られるようになって、当たり前にコミュニケーションが取れるようになったときが本当の意味での"完全復活"だとは思いますが、それは高望みにもほどがあるかもしれないので、そこまでは求めないでおきます。。)

 

 

 

というわけで、以上が3つ目の理由です。

 


いろいろ意見あるかと思われますが、個人の感想程度に見ていただけると幸いです。。

 

 

 

こんなことを、ライブの直後に思ってしまったせいで、楽しかったはずのライブの余韻に浸るのもほんの束の間でした。自分の性格を呪いたくもなりました。まさかこんな思いをするなんて、思いもよりませんでした。。

 

 

 

ネガティヴに締めてしまったんですけど、ライブそのものは本当にとても良かったんです。あとC2ブロックでも見えないときは全然見えないです。それだけは、釘をさすように伝えたい。。

 

 

 

 


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ところで、7thシングル「アンビバレント」、僕はとっても好きです。

 


「ちゃんとしていなくちゃ愛せない」

「ちゃんとしすぎてても愛せない」

 


欅坂にこんなに似合うフレーズ、あるでしょうか。

 


きっとこの曲が欅坂46 Season1のエンディングでもあるんだなとも思います。

だから、このシングルまでは、賛否両論あってもSeason1の主人公である平手友梨奈センターでよかったと思います。

 


おそらく選抜制が始まるであろう8thシングルからは、もう少しいろんな人のセンターも見てみたいと思ってます。そうじゃないと、漢字二期生もセンターになれる希望がないでしょうし。。

 


きっと欅共和国には、坂道オーディションを受ける女の子も来ていたことでしょう。

欅坂46に入るかもしれない女の子、相当苛酷な道になるかと思われます。高すぎる壁を越えないといけません。

けやき坂46に入るかもしれない女の子、きっと大変だと思います。狭すぎる洞穴をくぐり抜けないといけません。

 


特にこの欅共和国のライブを見たあとなら、その予感をひしひしと感じていることでしょう。。

 

 

 

 


というわけで、欅共和国2018の感想は以上で終わりです!

 


長文をお読みいただきありがとうございました。

 

 

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(撮影:尾関梨香氏)

 

 


次回予告


欅坂46夏の全国ツアーで○○が○○○○に!?

まさかの○○○の○○○○○○で会場○○!!

究極の○○○○に○○思わず○○!!○○○~~!!

 

 

 

お楽しみに!

①欅共和国2018、盛夏の夜に僕らは吼えた

こんなにも良いライブを見せられて、こんな気持ちになるなんて思いもよりませんでした。語りたいことが語りきれないほどあります。

 


犬です。

 


この犬用トイレみたいな名前のブログは欅坂46全ツ2017名古屋公演の感想を書くために立ち上げたので、その前の欅共和国2017の感想は載っていません。

 


なので、カンタンに欅共和国2017の感想を改めて申し上げますと、

 


その場にいられたことを一生誰かに自慢していたい、そんなライブでした。

 


「世界には愛しかない」で空に打ち上げられた無数のジェット風船が織りなす多幸感あふれる光景に涙したこと。

「不協和音」の圧倒的なパワー、ラスサビで平手友梨奈が浮かべた狂気の笑みに鳥肌を覚えたこと。

ダブルアンコールの「危なっかしい計画」で理性か吹っ飛び泣くほど盛り上がれたこと。

忘れられません。

 

 

 

あれから1年。

また欅共和国という希望と魔法の国に入国できること、恐悦至極であり、とにかく高ぶっておりました。例によってメンバーのパネルとツーショットを撮りまくりました。スタンプラリーもコンプリートしてはしゃぎました。

 

 

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最終日。

 


きっと何かが起こることを予感しながら、開演時間を待ちました。

 

 

 

 


7/22(日) セットリスト


Opening~Overture

M1.危なっかしい計画

M2.サイレントマジョリティ

M3.世界には愛しかない

MC①

M4.青空が違う

M5.バスルームトラベル

M6.僕たちの戦争

M7.制服と太陽

M8.バレエと少年

M9.100年待てば

M10.太陽は見上げる人を選ばない

MC②

M11.期待していない自分

M12.誰よりも高く跳べ!

M13.NO WAR in the future

M14.東京タワーはどこから見える?

M15.エキセントリック

M16.AM.1:27

M17.語るなら未来を…

M18.風に吹かれても

Ending


EN1.二人セゾン

EN2.キミガイナイ

EN3.もう森へ帰ろうか?

EN4.ガラスを割れ!


W EN.アンビバレント(新曲)

 

 

 

まずは Opening~Overture


白を貴重とした戦士の衣装。その先頭でメンバーを率いる平手友梨奈。そして黒衣装の大量のエキストラダンサーと共に統率された集団行動を披露しました。プロのダンサーと同じ舞台で合同のパフォーマンスが出来るようになったということが、1年積み重ねてきた彼女らの成長を示しています。

 

 

 

M1.危なっかしい計画


いきなり来たか!とのっけからボルテージは最高潮。去年の公演をこの曲で終えて、今年の公演をこの曲で始めるという地続きの演出。欅坂で数少ないお祭りソングをトップに据えたのは、セトリ終盤のクールな世界観から考えると合点が行きます。


ちなみに、僕はこの曲でブチ上げすぎてノドをやらかしてしまい、中盤まるっと声が出なくなるという失態を犯しました。

 

 


M2.サイレントマジョリティ

M3.世界には愛しかない


セカアイの「僕らの上空に虹がかかった」のところで本当に空に虹がかかったのを見て感動を覚えました。大量に用意された放水マシーンが早速粋な仕事をしてみせます。客席は早くもビッショリです。

 

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(欅坂46公式アカウントより)

 

 

MC①


メンバーが戦慄迷宮に行った話で、何人かが平手の名前を出すとたまらず平手が「そんなに私をトークに入れてこないで笑」と照れるシーンがありました。平手がMCで声を出すのは欅共和国2017ぶりなんじゃないかというぐらい久々な出来事で、会場が歓喜と安堵の渦に包まれました…。

 

 


M4.青空が違う

M5.バスルームトラベル

M6.僕たちの戦争

M7.制服と太陽

M8.バレエと少年

M9.100年待てば


ここからは(ほぼ)ユニット曲ゾーンへ。

バストラではトロッコに乗ってメンバーが会場後方にも現れます。

僕たちの戦争は去年同様、ユニットメンバー+全員で盛り上げにかかり、次から次へと泡噴射の嵐。ラスサビ直前でブレイクした瞬間土生瑞穂(はぶちゃん)が「みんな行くよー!」と煽り、客席にブチまけられた水と泡でさながら気分はバスルームトラベル。風呂上がりのごとく髪がグッショリ濡れ上がります。

制服の太陽は原田葵(葵ちゃん)がいないので先生(平手友梨奈)と保護者(小池美波)の二者面談みたいになっていました。

 

 

 

M10.太陽は見上げる人を選ばない


ここでようやくひらがなけやきが登場します。2期生も登場し、全員で歌いました。この曲が終わるとゆっかーが「ここからはひらがなけやきのみんなよろしくね」と託し、MCに移ります。

 

 

 

MC②


加藤史帆渡邉美穂の2人で怖い話を披露し、会場を"冷やす"という前代未聞のMCでしたが、それでも佐々木久美キャプテンが「これから熱くしちゃいますけどいいですか!?」と逆手にとって煽ります。

 

 

 

M11.期待していない自分


ラスサビで佐々木美玲(みーぱん)が真ん中の花道を真っ直ぐに駆け抜けていき、そのあとを18人が追いかけて最後に中央ステージに全員が集まって「ヒ」……ステージの作りのおかげで、∞の字に走るよりもエモく見えたので、この曲のときは常に長めの花道が欲しいなと思いました。

 

 

 

M12.誰よりも高く跳べ!

M13.NO WAR in the future


正直、この日いちばん会場が盛り上がったのはこの2曲のときで、それは僕個人も同様でした。

危なっかしい計画以降完全に喉を潰して「Hoo~⤴︎」という情けない裏声しか出せてなかった僕でしたが、ここでは臍下丹田に力を込めて気合で声を張り上げ、とにかく跳びまくりました。ひらがなの煽りも流石でした。

次から次へと容赦なく繰り出される放水も、僕が朝顔なら2回咲くぐらいにビッショリ浴びました。超超楽しかったです。

 


そしてこのひらがなけやきの歌唱で本日はじめて"生歌"を認識して聞くことができました。

 


ここで惜しまれつつもひらがなけやきはお役御免となります。

 


このひらがなけやきを境に、欅坂46は前半と打って変わった雰囲気をまとった圧巻のパフォーマンスで客席を欅共和国の世界へと引き込んでいくわけです。

 

 

 

M14.東京タワーはどこから見える?

M15.エキセントリック

M16.AM.1:27

M17.語るなら未来を…

M18.風に吹かれても


真夏の野外ライブで統一された黒のスーツを身にまとい歌い踊るアイドル、それが欅坂46。M14~18まで休憩なしの怒涛のアッパーチューンオンパレードでした。

特にメンバー全員で表現されたAM.1:27の世界観はこの日の白眉ともいえるパフォーマンス。去年の全国ツアーではピラミッドの格子の中でが踊ってましたが、その疎外や断絶の象徴でもあったピラミッドを15人が平手・鈴本・小林の3人を取り囲むように踊ることで表現している様が印象的でした。

ラストの風に吹かれてもで、大量の紙吹雪と水を空に放って、欅共和国のフィナーレを華々しく飾りました。

 

 

 

Ending


エキストラダンサーと再び対峙します。平手が最後に掲げたサイマジョのポーズは去年の記憶を想起させました。あのときもこの光景を見た気がすると。別れの言葉を告げることもなく、疾風のようにメンバーは舞台裏へと去っていきました。

 

 

 


照りつける西日も沈みかけた時刻。

 


アンコールが始まります。

 

 

 

EN1.二人セゾン

EN2.キミガイナイ

EN3.もう森へ帰ろうか?


サイマジョの緑の衣装で再び現れ、ファン待望の二人セゾンでアンコールパートは始まりました。ソロダンスのときの絶叫のような歓声が今でも思い起こされます。

夕暮れから宵にかけての薄暗さが何にも勝る舞台装置でした。キミガイナイは去年の欅共和国では披露されなかったので、満を持しての披露といったところでしょう。

もう森へ帰ろうか?は、都会からの隔絶の地であるこの場所で歌うことを想像しながら書いたのかと錯覚するほどに、完璧なステージングでした。

 

 

 

曲が終わると、降り注ぐような星空の中を優雅に舞う平手友梨奈の姿がただひとり。そのほんの2,3分の時間、会場にいた全員が息を止めて声を殺して固唾を飲んで、その光景を注視していました。

幻想的なメロディーに、神秘的なダンス。待望の"復活"を果たした平手友梨奈。ライブもいよいよ大詰めというところでの圧巻の独壇場。その姿に酔いしれて────その瞬間。

 

 

 

耳をつんざく銃声のような音と共に、地面に倒れる平手。真っ赤に染まるスクリーン。何が起きた?そのとき、驚くべきことが目の前で起きました。

 


衣装が、変わった…。

 

倒れている平手が着ているのは、さっきまで着ていたはずのサイマジョの衣装ではなく、"あの"赤いMA-1でした。

 


そのとき、スクリーンで見た光景に理解が及ばなかった僕でしたが、のちのち、それらの演出は全て映像の上で起きていたことだとわかりました。しかしそのときはそんなこと知る由もありません。そしてアンコールはいよいよラストを迎えます。

 

 

 

EN4.ガラスを割れ!


エキストラダンサーも加わって、MV完全再現といったところのド迫力パフォーマンスとなりました。地鳴りのような歓声が湧き上がります。僕も最後の力を振り絞って、蚊の鳴くような声を絞り出しました(喉が戻ってこなくなった)。

 


前半はポップに、後半はロックに、世界観を二分して構成された欅共和国2018のセトリ。不協和音で終えた去年のように、今年も圧巻のパフォーマンスを見せつけられて、ステージは冷めやらぬ熱を帯びたまま幕を閉じることとなりました。

 

 

 

そして終わるやいなや、間髪入れず、アンコールが始まりました。

 


きっと何かが起こる。そんな予感を誰もが感じながら、これが本当の最後と期待しながら、ダブルアンコールの声を張り上げます。

 


そして、、

 


そこに再び見えたのは、見たことのない衣装。

 


聞こえてきたのは、聞いたことのないイントロ。。

 


やはり…!!

 

 

 

W EN.アンビバレント(新曲)

 

 

新曲!!!!!

まだフォーメーションも発表されてない段階での新曲披露はこの曲が初…かもしれません。

 


このとき、僕は盛り上がることも疎かにして、とにかくその光景を焼き付けたい一心でスクリーンに目をやっていましたが、結局あんまりよく見えなかったので、跳んでおけばよかったなとちょっと後悔もしました。

 


曲は危なっかしい計画っぽい勢いと風に吹かれてもっぽいノリで、ライブで盛り上がること間違いなしのコールアンドレスポンスポイントもある、欅坂流のサマーチューン。

初披露にも関わらずみんなスムーズにYeah!やWow Wow~などのレスポンスをこなしていました。

 


ライブが始まる前からなんとなく、ダブルアンコールで未発表の7thシングルを披露してくれるんじゃないかと予感していましたが、期待は裏切られませんでした。

 

 

 

…と、ここで終わらなかったのが今年の欅共和国でした。

 

 

 

「緊急告知」

 


「あの夏の伝説がよみがえる」

 


「欅共和国2017 DVD/Blu-ray 発売決定!」

 


「今秋発売予定」

 

 

 

うおおおおおおおおおおお!!!!!

 


やっと来た!!!!!

 


誰もが諦めかけていた、欅坂46のライブの円盤化!!

 


それも、あの夢と感動の欅共和国2017の円盤化!!

 


待ってました!!!ありがとう!!!絶対に1枚買う!!絶対に1枚買うぞーーーー!!!!

 

 

 

 


かくして、欅共和国2018は大盛況のうちに全公演を終え、公約通り会場はプールサイドよりもビショビショのグチャグチャに濡れ散らかしていました。。

 

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と、ここまでが僕が今後このライブで何があったかを思い出すための"記録"です。

 


語りきれないほどの感想は、まだ語りきっていません。本当に語りたいことは、まだまだあります。

 


今回も長文になりました。。

 

次に続く。